まずメリットですが、やはり吹き抜けなど高い天井には、電動昇降装置は大変便利です。
ランプの交換や器具の掃除などが簡単に行えます。
吹き抜けの天井は斜めになっていることも多いですが、そのような傾斜天井に対応できるようになっており、45度まで対応しているタイプもあります。
次にデメリットですが、照明計画を行う上で最も不便なのは、使える器具が制約されてしまうことでしょうか。
基本的に電動昇降装置対応の照明器具でないと取り付けできませんし、電気工事も必要になります。
シャンデリア用とシーリングファン用とで電動昇降装置のタイプが異なる場合もあります。
マンションなどのようにすでに電動昇降装置が設置されている場合は、まずどのような電動昇降装置がついているかを確認し、取り付けようとしている照明器具が適合しているかどうか(あるいは現場対応で適合できるか)を電気工事業者の方に確認してから照明器具を購入するようにしてください。
特に電動昇降装置のメーカーと設置予定の照明器具のメーカーが異なる場合は、図面だけで判断せずにメーカーに問合せた方が確実です。
電動昇降装置が付くような空間は通常広いですから、もっといろんな器具が設置できると可能性が広がるのにと思います。