Dialogic Readingで小学生の英語リーディング

教育心理学分野で科学的に証明されているDialogic Reading 指導法。

アメリカやカナダのHead Start という子供のケアで大きな成果が出ています。　特に、家庭環境が優れず、脳に知的刺激の少ない子供時代を送る子供への効果的な能力向上法として注目されているこの方法。

正にHead Start.  学校に上がってからもその効果は絶大に持続し、ひいては人生の成功度に大きく関係する指導法です。

英語圏の子供たちは、主に小学校前にこの訓練を受けます。　ま、いわば、Critical Thinking の基を作る訓練ですね。

私自身はカナダのUniversity of British Columbia で学び、日々直接指導する生徒（小学生～高校）に実践しています。
英語を学ぶ日本の子供たちには絶対欠かすことの出来ないCritical Thinking の基盤作り。

なかなかテクニックのいる方法で、指導者の技量が大きく影響するDialogic Reading。　速い話が、対話を通じて考えさせていく方法ですが、その対話も、Open End Questionという特別な質問を使います。　また質問に答える方法もかなり大切です。　ひとつ間違えると、日本の学校教育のように、「ミス」を恐れて子供が委縮してしまいます。

時間もかなりかかり、相対する生徒の反応によりどんどんパターンも変えていきます。　１ページ読むのに一時間というのもざらにあります。

効果は絶大で、この訓練を５～６年受けた日本の生徒の英語力は、Critical Thinking も含めて他には類をみない世界レベルとなりました。

Dialogic Readingを初めて本格的に訓練する小学生たちの授業をどうぞ。　まだ準備段階で、完全なDialogic Reading の手法を使っているわけではありませんが、参考までに。