漢字検定・英語検定など資格試験に対する勉強作戦~独学ver~ - 子供の教育・受験全般 - 専門家プロファイル

坪内 康将
独学指導者 
愛知県
塾講師

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対象:子供の教育・受験

大澤 眞知子
大澤 眞知子
(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
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(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)

閲覧数順 2024年04月19日更新

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漢字検定・英語検定など資格試験に対する勉強作戦~独学ver~

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この記事は、検定における学習の進め方を「独学」で行う方と、保護者の方や講師などの「サポート有」で行う方に分けて、学習方法を書いてみようと思います。


資格試験を誰かのサポート有で行う方は

こちらの記事をお読みください。



検定・資格試験を自分一人で合格させたいという方のための内容をここから書きます。



近年、様々な事情で「一人で」勉強する人が増えてきました。


・教育費が負担になる

・会社で取れと言われた

・通う時間がない


しかし、いざ自分一人で進めていくと、学生時代に独学をしたことがないため進まない・続かない方が大勢いらっしゃいます。


だから、検定・資格試験の塾(学校)へ通わざるを得ない・・・という方もいらっしゃいます。


では、独学で勉強したい方、一人で勉強するのを諦めたくない方、よく読んでくださいね!





【検定への勉強作戦】

~独学ver~


私は、自分が何かを成し遂げたとき、「周りの方々のおかげ」という気持ちはもちろん必要ですが、「自分でやったぞ!」という思いになれる学習を理想としています。


たしかに多くの周りのサポートが実際にはあるのですが、そのおかげだという思いが強すぎて、

自分に自信が持てなかったり、また周りに依存してしまう・・・という学生が増えてしまってるのは問題だと思います。


ですので、少しでも自分に自信が持てそうな方法で勉強してみる・・・というのが一番だと思います。




今回は漢字検定を例に挙げて紹介します。



1、問題集を「こだわって」購入する

・・・多くの問題集は「ジャンル別」か「テーマ別」であることがほとんどです。そして、最後に模擬試験や本番形式の問題がついているかと思います。学校で指定された問題集の可能性もあります。



仮に、

学校で指定されて購入しても、

一度、本屋さんへ行ってみてください

そして、他の問題集を必ず見てください。


検定で合格できない、勉強をやめてしまう人のほとんどが道具にこだわりがない人です。


これは日常でもそうです。適当に買ったシャープペンよりも、自分で決めた色やデザイン、何かの記念に買ったシャープペンのほうが大事に使いますし、長く使うと思います。


そういった「こだわり」を持つことが独学の最低条件になります。こだわりを持てる人が独学には向いているのです。


もし、学校で指定された問題集よりも「良い!!」と感じたものがあれば購入してください。

大事なのは、学校で指定された問題集やテキストを解くことではありません。

あなた自身が、その検定・資格を取得することです。




特に指定のない場合は、これだ!と思えた問題集を2冊まで購入してください。

(この問題集で良いのかな・・・他の本屋さん行ったらもっと良いのがあるかも・・・と思う方は、レシートを必ずもらいましょう。後で返品する可能性も・・・)





2、「いつ」「どこで」勉強をするのか、決めておく

・・・私は記事のタイトルに【勉強作戦】と書きました。作戦というのは、実行するまでにいろいろと考えてこそ作戦といえます。検定を独学する前に、「いつ」「どこで」は決めておくべきです。


「いつ」⇒検定はあくまで、オプションです。学生なら学校での勉強、社会人の方は仕事がメインです。1日中、その勉強をするわけにはいかないので、検定の勉強を1日の「いつ」行うのかは決めてから過ごさないと、結局いつもやらない、やれる時間がない日々になります。


例:トイレ中、寝る前、土曜日、テレビを見ながら、通学中、お昼休憩など



「どこで」⇒いつと合わせて考えますが、場所で限定することも1つの方法です。トイレに置いておいて、トイレ=検定の勉強 というようにあたまの中で整頓させる。それだけでも能率は違います。例えば、電車の中と決めておけば、通学だけじゃなく練習試合の移動やプライベートで電車を使うときも違和感なく検定の勉強ができます。


例:電車の中、トイレ、技術家庭科の教室(内職になるのでオススメしないけど)など




3、1回で1ジャンル

・・・まんべんなく勉強する人がいます。真面目に問題集の最初から順番に。いま、あなたの人生が、その検定だけなら時間もありますので、それでもいいでしょう。しかし、多くの人にとって検定はあくまでオプションです。いかに時間をかけずに効率よく勉強するかが大切です。



よって、1回の勉強で1ジャンル。

例えば「ひたすら対義語」「ひたすら四字熟語」というように、理想は1回でそのジャンルを終わらせることです。しかし、内容や取れる時間によっては1回では難しいので、「今週」「今月」といった枠で決めておきましょう。


そのジャンルの順番は、自分で決めてください

その際、アドバイスや情報はドンドン求めて構いませんが、答えを求めてはいけません!




誰かの言われたままに従ってしまうと、それはもう「自分で」ではありません。

あくまでも参考にして、納得できた部分だけを取り入れるようにしましょう。



4、問題はすべて「えらんで」勉強する

・・・真面目な生徒は、問題集のすべての問題を解きます。1回目が終わると、2回目も全問解きます。この方法自体は否定しませんが、前途のとおり、検定はあくまでオプションです。その時間を他のところに使えるなら、使わなくてはいけません。

そこで、「えらんで」勉強するのです。


検定の勉強は、学校の宿題ではありませんので、すべてやってくる必要もありません。


「えらぶ勉強」ということは「意識して、やらない」問題をつくることです。


例、次の下線部の漢字の読みを答えよ。

(1)中学校へ行く

(2)高等学校へ行く

(3)専修学校へ行く

(4)大学院へ行く



この4問を、多くの生徒がノートや問題集に「(1)ちゅうがっこう (2)こうとうがっこう・・・」と書き、〇付けをし、さらに2回目も「(1)ちゅうがっこう・・・」とやっていくのです。


そうではなく、自分で「(3)だけは自信ないな」と思ったら、その(3)だけ解いてみて答えあわせをする。


それで正解していればOK。していなかったら、そこで覚える(問題集にチェックを入れておくとよい)


こうすれば時間も手間も4分の1で済みます。


しかも、ムダがなく、(1)(2)(4)で使ってしまった時間や集中力などは、他の【自分にとって必要な】勉強に充てられるのです。




5、これまでのテストをする日を決めておく

・・・一人で勉強していると、期限もなければ、検定当日までのモチベーションも維持できません。学校で言う定期テストのようなものが必要です。


例えば、

「5月6日テストをする」と決めて紙を貼っておく。


それで、問題集にある模擬試験の問題を時間を計ってテストをします。


場所は、普段とは違う場所をオススメします。

普段、勉強している場所ではテストだ!という緊張感もなく、途中で諦めやすくなります。


例えば、図書館や塾(自習で) 家しかなければ保護者の方がいるところやリビングなども。




その採点結果で、気をつけてもらいたいのは「合計点数」ではなく「やったジャンルの点数」です。


例えば、四字熟語が勉強したのに全くダメ・・・対義語は勉強の成果があって全問正解なら良しと考えます。こういう見方で模擬試験の結果を見るようにしましょう。


それで、ダメなものは1回目が終わってから優先的に2回目を行ったり、早急に2回目をやろうという計画も考えやすくなります。



検定や資格によっては模擬試験があるものもあるので、インターネットで検索して、その模試の日をテストと考えてペースを決めましょう。


あと、これは受験でも検定でも、普段の勉強でも同じですが、


「視覚」にもちこむことをオススメします。


これは、精神的な強さを維持するために絶対に必要なことです。




昔ながらの方法ですが


・思ったこと、やりたいことを紙に書いて貼る!

・覚えたいものを書いて、トイレに貼っておく!



みたいなことは、依然として効果的です。



もう1つ【現代版】としてオススメできるのが

携帯待ちうけ』による視覚化です。



毎日、気をつけること

目標

今日中に覚えたいこと

などを写メールで撮ります。


それを待ち受けにする・・・それだけです。





あなたは、一日何回メールをしますか?

あなたは、何回時計を見ますか?


そのたびに、その内容を見るわけです。


いうなれば、間接的に何回も注意されているようなものです。



例えば、1日に50回も「間食をしない!」という待ち受けを見たら・・・確実に食べなくなると思います。




この視覚化をさらに効果的にするコツは、

他人に書いてもらう』ことです。


家族、友達や恋人、恩師や先生、保護者の方・・・

誰かに書いてもらったほうが意識は上がります。


これは、だまされたと思って実行して、

絶対に損はしないはずです!












独学で検定・資格試験を合格する人には

ブレない工夫・続ける工夫

があります。


何か1つでも「これだ」と思えたものがあれば、すぐに実行してください。




独学でないと味わえない自信、感情がある。



独学で国公立を現役合格し、独学で起業し、独学で学習塾のシステムを構築した私は、確信を持ってそう言えます。



ぜひ、独学で掴み取ってください!

応援しています!

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