投資銘柄情報2012/10/18号

●日本ケミファ（４５３９）
本日終値４８９円（＋７円）。後発医薬品が売上げの７割。業績は増益基調が継続となる見通しで、今期予想ＥＰＳ４６．３円（前期実績３４．６円）、来期予想４９．９円。更に２０１３年３月期からの第１期中期経営計画では最終年度となる２０１５年３月期に営業利益６０億（２０１２年３月期実績２９．２３億）が目標。株価は６月４日安値３６０円を底に緩やかな上昇波動が出現となっており、本日は直近高値４９０円を更新。これより３月２３日高値４９８円を抜けてくるようだと、中期トレンド的に新波動入りであり、当面株価上値追いに伴う個別チャート面からのフシは見当たらない状態。

●日本カーバイド工業（４０６４）
本日終値１３１円（＋１３円）。化学技術をベースにフィルム、基盤、建材等併合。業績は増益基調が継続となる見通しで、今期予想ＥＰＳ１１．０円（前期実績６．６円）、来期予想１２．２円。特別好材料がディスクロされた形跡は見当たらないが、株価には昨日より出来高を伴い上値追いの動きが出てきている。本日は７月５日戻り高値である１２６円を更新となっており、トレンドは新波動入りの様相である。現ディスクロで７５０万株強の信用買い残を抱えているが、現水準においてはその大半に回転が効き出す状況となってきており、需給懸念は後退傾向に。

●MonotaRO（３０６４）
本日終値２２０９円（＋１２１円）。工場用間接資材のネット通販会社。好業績を背景に株価には上昇波動が出現となり、１０月３日には高値２２４３円を付けるに至っている。その後は証券会社からの投資判断引き下げもあり、株価は安値１９３１円まで突っ込む場面があったが、本日の上昇を受け従来よりの上昇トレンド軌道に回帰。現ディスクロでの信用取組は買い残３２万株、売り残４２万株で貸借倍率０．７６倍の売り長状態であり、直近高値２２４３円奪回より一段高の波動入りとなれば需給妙味のある状況。５日移動平均線推移を考慮した押し目買いで対処したい局面だ。

●新日本科学（２３９５）
本日終値２８２円（＋２４円）。前臨床試験受託の最大手。特別好材料がディスクロされた形跡は見当たらないが、株価は１０月１６日に出来高を伴い急動意、翌１７日には高値３０７円まで急騰。本日は移動平均線との乖離拡大より揉み合いとなっているが、現水準で日柄調整完了となれば、近々に一段高の波動出現となる可能性のある状況。今回の動意を受け、日証金ベースでは貸借倍率０．１１倍といった取組みとなっており、上値追い継続には需給妙味のある状況。１月３１日高値３２３円を更新となれば、中期トレンド的に上昇新波動入りである。

更なる参考銘柄は「株式投資玉手箱」 にて掲載中

中国株、香港株 の新規公開株投資をサポートいたします

初心者のための株式投資ガイド