- 敷浪 一哉
- 有限会社シキナミカズヤ建築研究所
- 建築家
対象:住宅設計・構造
次は束立てです。束は木でやることが多いんですが、デッキの高さを決める大事な部分であるため、素人でも簡単に水平にできることを考えました。
そこででた答えが「プラ束」と呼ばれるプラスチック製の束。
これは本来住宅の土台を支えるために使われる材料なんです。
工具を使わずに上下10cmほどの高さ調整が可能で、プラスチック製ですから雨に濡れても大丈夫。
デッキの下に隠れてしまうので直射日光もほとんど当たんないでしょうから、耐久性も問題ないだろうと勝手に判断して今回使用することにしました。
束を並べてカットした土台を置いた状態まで進めて、今日の作業は終了。
賞味3時間ほどしか実際に作業はしていませんが、素人がやる作業なんてこんなもんですね。
もっともっとはかどるだろうという目論みどおりにはいかないものです。
この辺の効率がプロとアマの決定的な違いなんだと思います。
しかしながら、短時間でやるとか、きれいにやるとか、そういうことはどうだっていいんです。
今回も友人に手伝ってもらいましたが、こういうコミュニケーションを図ることが本当に楽しいんです。
それが家族でも当然よいことでしょう。
効率や効果ばかりにとらわれがちな現代ですし、そういう感覚でいると自分自身の時間のとり方も細切れにしてビッシリ詰め込んでしまいます。
そこをあえて壊していく行為。
これが文化なんじゃないかと