子どもの自己感覚~モラルハラスメント - 夫婦問題全般 - 専門家プロファイル

佐藤 千恵
行政書士東京よつ葉法務オフィス 
東京都
離婚アドバイザー

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閲覧数順 2024年04月24日更新

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子どもの自己感覚~モラルハラスメント

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モラルハラスメント ブログから

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モラルハラスメント被害 
女性の離婚専門板橋区の女性行政書士 
東京よつ葉法務オフィス
モラハラ行政書士のちえぼぅです

*   *   *   *   *   *





夫からのモラハラ被害に遭っている妻の方の

ご相談を伺っていると



「自分に何となくピンとこない」


「夫が怒らない事が良い事で、

自分自身ではどうしたいのか等がわからない」



と仰る方がいらっしゃいます。





自分の気持ちや判断で動けない事、


自分の言葉や感情で語れない事は、


その人の自己感覚を失わせていくのでしょう。






子どもたちも、それは同じです。





自分で感じて、


自分で考えて、


それを外部に発信して、



そうしてフィードバックを得る事で、どんどん

自己感覚を発達させていきます。




そして、子どもにとって外部に発信する相手は

多くの場合がまずは親です。




なかなかスムーズに表れない言葉や

表現方法が極端な子どもの感情を

じっくりと受け止める事は、


とても精神力のいる事かも知れません。



けれど、子どもにとってこれらの言葉や気持ちを

親に受け止めて貰う事は、


成長に不可欠な事なのです。





子どもにとって父親がモラハラの場合、


この丁寧さと精神力の必要なプロセスが

雑に扱われてしまう、と感じています。




幼い子どもが、まだうまく言葉にできない言葉で

父親に話しかけた時や、



年長や小学校低学年位になって、

不器用なりにも自分の気持ちを交えながら

父親にお話しやお願いをした時、



モラハラ父の多くが


・無視をする


・理由もきちんと聞かずにキレる


・子どもを罵倒する


・子どもをバカにする


・「違うだろ!」等と言って自分(父)の意見を押し付ける


等の反応をします。




無視された子は、

父との会話や関心への期待を裏切られ傷つきます。



バカにした態度は、子どもの自尊心を傷つけます。



威圧的に大きな声で怒鳴る様に話す父親は、


子どもにとって脅威の存在となります。




子どもにとって父親が、


相談したり自分に対するフィードバックを受ける相手では

無くて、


「怖いからとにかく従う」存在になってしまうのです。






私は子ども達とカウンセリングの場面等で

会う時に、



子どもの気持ちや心を、

大人のつまらない言葉で埋め尽くしていないか。




子どもの判断を「しつけ」「指導」という名目で

大人の分別に無理やり押し込めていないか。



完璧ではありませんが、心がけています。





子どもの心は、大人なんかが全てを把握できるほど

浅くは無い、


それはそれは深くて豊かな世界。



大人の側が


「見せて貰う」

「理解しようとする」

「尊重する」


と言う態度でいなければ、とてもじゃないけれど

理解するのは無理でしょう。



大人が少しだけ謙虚で優しい姿勢を見せるだけで、


子ども達はとても豊かで味わい深い世界を

見せてくれるのです。



何も子どもに謙れ、と言う事を言っているのでは

ありません。



ですが、

先日のワークに来てくれた子どもたちが

改めてこの点を教えてくれた気がしています。





私はいつもこのブログでも、


「どんなに幼い子どもにも、丁寧にお話しして

あげて下さい」


とお願いしています。




親からの丁寧で温かな言葉掛けは、

子ども自身に自分が「大切に扱われている」という

感覚を与えます。



自分で考え、上手くない表現でも親にじっくりと

向き合って貰う事は、


自己感覚を育てます。






何でもモラハラ父が決めてしまう。


父親に、怖くて相談もお願いもできない。


モラハラ父の判断が、いつしか「これが良いんだ」と

子どもが自分を納得させようとしている。




そんな子どもに出会う時、


もう少しこの子の気持ちや判断、感情を大切にする

環境に出来ないものか。。と強く思います。








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