看護師に一般職・総合職？

女性の就職に「一般職」「総合職」があるのをご存じですか？

この「総合職」「一般職」は法律に定められた制度ではなく、各企業が独自に定めている雇用管理のあり方の違いです。

・総合職
　企画立案、対外折衝など総合的判断を要する業務
　将来の幹部候補になるため色々な部門を経験、転居を伴う異動がある。

・一般職
　主に定型業務に従事し、総合職の補助的な仕事をすることが多い。
　転居を伴う異動はない。事務職と呼ぶ企業も多い。
　昇給、昇進もあるが限られる傾向がある。

　本来は業務に関する意欲・志向性による選択肢なのに、実質女性のみに適用されているところがほとんどです。

男性が「転居したくない」「責任の少ない補助的な仕事」を志向すると落第点をつけられることが多いでしょう。

　女性に総合職と一般職という二つの選択肢を用意したのですが、男性と同等に働き転勤も昇進もする総合職になったのはごく少数で、多くは一般職にとどまりました。
 
　その傾向が今も高いということが記事になってました。

早慶女子「一般職」に殺到「長く働きたい」裏の本音
- 就活エトセトラ - 就活朝日２０１３ - 就職・転職
http://www.asahi.com/job/syuukatu/2013/etc/OSK201202240040.html

（ニュース記事は1ヶ月ほどでリンクを削除されます）

女子大学生の一般職人気が高まっています。

早稲田や慶応に代表される難関大学も例外ではない。
「体を壊してまでバリバリやりたくない」。

という傾向が増えてるんだそうです。

総合職でバリバリ働いていた先輩がうつになったり仕事を辞めたりするケースを見聞きして「結婚して子どもを産んでも続けられる仕事がいい」と一般職を選ぶのだそう。

看護師の現場にも「一般職」「総合職」の区分があれば、どうなってるんでしょうね。

それとも認定看護師や専門看護師が総合職なのかな？

「一般職看護師」「総合職看護師」なんて区分を病院がつけたら「ここから先は私の仕事ではない、給料の高い総合職の仕事です」なんてことになりそうで、怖いです。