
- 笹木 正明
- キャリアカウンセラー
対象:キャリアプラン
- 宇江野 加子
- (キャリアカウンセラー)
- 冨永 のむ子
- (パーソナルコーチ)
H26年度4月入学の締切の2月28日が迫っている。学ぶ理由は様々であるがその意欲に感心することが多い。下記事例をご紹介する。
1.60代女性の例
高校受験を目指す中学校生のお孫さんがいて数学の勉強を教えているが、自分でも初歩からの数学を勉強したい。その話を聞き、その心がけは素晴らしいと思った。更にお話をお聞きするとご自身も放送大学幅広く学びたいと心境を述べられた。今回の第一歩が良き成果を生み更に広く学習を広げられることを期待した。選科履修生として1年間在学コースを選択された。
2.59才男性の例
定年をまじかに控え、第二の人生に生涯学習を考えている高卒男性の学び方である。全科履修生として入学希望、時間をかけて124単位を取得し卒業したい。人生経験が豊富なので300科目の中から2科目希を選択するのは一苦労。歴史や宗教などを勉強して日本や自分を見つめ直したい。東南アジアに友人が在住しており旅行することがあり、英語力を高めたい。相談の上、今回は授業についていくため遠隔学習の為のパソコン活用を選択された。教科書を見て中身が充実しており、納得された。
3.30代女性の例
デザイン専門学校を卒業、パートでデザインの仕事に従事している。放送大学に入学しても1年以内で退学する人がいることが気がかりなので、最初は2科目位からスタートし様子をみたい。彼女は教育システムがなかなか理解できない、テレビ.ラジオの授業と面接授業との関連が混乱している。2つは基本的には関連はなく、どちらも選択は可能。自分の関心のある科目を選択して単位認定試験に合格すれば継続するとのこと。今回は基礎科目の運動と健康と舞台芸術への招待の申し込みをされた。選科履修生として1年間在学予定である。
4.40代女性の例
6年前正看護師の資格を取得するため、准看護師として病院に勤務して通信制の看護専門学校に在籍し、放送大学でも1年間で30数単位を取得し正看護師としての試験に合格、現在急性期病院で勤務中の看護師の例である。知的レベルの高い意欲に富む女性で更に学歴を身に着け職場での地位を確保したい。キャリアパスとして急性期病院からリハビリ病院や療養型、老健、在宅へ移行する人が多いが、現職の病院に留まり内視鏡が出来る資格や婦長、看護学校の先生等を目指したいとの事である。現在24時間勤務体制なので身体も心もお疲れのようである。
放送大学は一度取得した単位は再度入学する際には卒業単位として認定される。彼女の場合は20単位が認定されているので半年間で11単位を取得すれば1学年相当の合計31単位になる。10月に全科履修生として入学すれば最短3年間で卒業の可能性がある。今回6科目の科目申請をされた。なじみのある科目が多いので合格の見込が十分あるようだ。彼女と話し合う前はどのような展開になるのか不安だったが、今後のキャリアパスの展開をお聞きする中で今回は6か月で終了する科目履修生を選択された。ご健闘を期待する。
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