
- 笹木 正明
- キャリアカウンセラー
対象:キャリアプラン
- 宇江野 加子
- (キャリアカウンセラー)
- 冨永 のむ子
- (パーソナルコーチ)
H28年度4月入学の追加締切3月20日が迫っている。学ぶ理由は様々であるがその意欲に感心することが多い。下記事例をご紹介する。
1.20代女性の例
高校卒業後短大に進学、栄養士の資格を取得。その後医療専門学校に入学して看護師受験資格を取得、看護師国家試験に合格後正看護師として医療機関に勤務。現在は卒業した医療専門学校で教員助手を務める。放送大学へ入学する目的は学士の資格を得て教員の職を得るためだが、短大、専門学校を卒業しているので、生活と福祉コース3年次に編入学し卒業を目指すことになる。編入学の申し込みの手続きをする際、最終学歴は短大か医療専門学校の内一つを選択することになる。短大卒の場合は卒業成績証明書(放送大学様式)、専門学校の場合はそれに加えて高校卒業の証明書(卒業証書コピー可)が必要。現職の学校は学士の資格を出来るだけ早く取得する事を希望。時間がないため10月から生活と福祉コース3年次に編入することとし、今回は6か月間在籍になる科目履修生の入学手続きする事となった。若く勉強好きなので最初から「看護概説」等6科目登録することになった。将来的には看護学士取得も視野に入れているとのことで試験に備えるために卒論作成をしておくようお勧めした。編入した場合2年間の在学が条件、最短2年半で卒業する見込み。栄養士と看護師資格の持ち主なので広い視野に立つ医療対応が可能となる。看護師としては温和な性格の持ち主。
2.40代女性の例
専門学校を卒業後、現職の幼稚園に30年間勤務。ここ4~5年間は現場を離れ責任ある立場に就任。保育士、幼稚園教諭資格取得者。知人が放送大学の大学院を修了、児童相談所でカウンセラーを務めていると述べた。幼稚園では問題を抱えた児童、家族の状況把握に従事、必要があれば外部からカウンセラーを招き、課題解決を委託している。彼女はその活動をみて自分もカウンセリング業務に従事する事を思い立ち、臨床心理士の資格を目指すに至る。第一ステップは心理と教育コースの3年次編入学だが、今回は科目履修生として6か月間在籍、10月に全科履修生として再スタートを切る予定。実務経験は豊富なので「心理カウンセリング序説」「乳幼児・児童の心理臨床」を学び理論を体得する。今回は全4科目登録予定。第二ステップは事例研究をまとめて大学院を受験することである。今後は自立を視野に入れて勉強していくとのことである。
放送大学では、看護師、保育士、小中学校の教師で学んでいる方にお目にかかる機会が比較的多い。はっきりした目的意識があり、計画的に勉強を進め、成果を挙げておられるようだ。3月26日NHKホールで挙行される卒業式に合唱団の一員として学歌を歌う予定だが顔見知りの人に何人会えるか楽しみである。
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