- 藤原 純衛
- 転職コンサルタント
対象:キャリアプラン
- 宇江野 加子
- (キャリアカウンセラー)
- 冨永 のむ子
- (パーソナルコーチ)
転職理由に「お給料が低かった」をあげる方がいます。
では「低い」と判断する基準はどこにあるのでしょうか?
面接では「能力がないからこそ結果として低いのではないか」と思われてしまうかもしれません。
「お金のタメだけに働いている」と思われるかも知れません。
「賃金が低い」という理由は、現実に、いまもらっている給与が世間相場からみて相当に低いという水準にある場合なら、正当な理由として納得してもらえるでしょう。
でも「世間相場」をご存知ですか?
日経ヘルスケア」に掲載された賃金速報(2011年5月版)を取り上げた記事が以下にありますのでご参考に。
http://ameblo.jp/nurse1049/entry-10996781608.html
病院の人事担当者が把握している「世間並みの給与水準」なのに、それでも給与が低いという人には「本人の能力や勤務態度の面で給与が低く抑えられているのではないか」と、判断され「仮説を検証」する質問が行われます。
いまは、仕事内容や年齢、入社年次が同じでも、能力次第で給与に格差がつけられる時代です。
能力を正当に評価する仕組みを持った医療施設なら「賃金は実力を反映しているもの」ととられ、前述の「本人の能力や勤務態度の面で給与が低く抑えられているのではないか」に繋がるのです。
賃金への不満を述べるときは、それを要求するだけの能力があることを合わせて相手に納得させる材料を示さなければなりません。
労働条件に対する不満のうち、「残業が多くて」という理由では、実際にどれくらいの残業をしているのかを尋ねられることになります。
体調をこわすくらいにハードな勤務になっているなら、人事担当者も納得してくれると思いますが、1日1~2時間程度の残業は応募先の医療機関でも十分起こりうる事です。
「残業は嫌いなんだ」と受け取られるような言動は禁物です。
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