今回は、症状について説明から、構造的変化と痛みとの関係性をご紹介しましょう。
まず、膝関節半月板損傷の直接的な症状は、無症状、または程度により膝関節の可動域減少や関節を動かした時のスムーズさの減少です。
一般に自覚症状として起こる膝関節の疼痛、関節内に水が溜まる、筋の緊張(それによる可動域減少)は、半月板損傷自体が直接引き起こしていることではありません。
まず疼痛に関して説明すると、関節にある軟骨や骨には知覚神経がありません。要するに損傷や変形しても、痛みを感じないんです。
実際、痛みを感じているのは関節構造に関わる靭帯や筋肉です。
筋の緊張は、機能異常による緊張、または痛みによる二次的に生じた緊張です。
関節内に水が溜まるのも、機能異常により誘発された炎症物質による作用、または痛みにより誘発された炎症物質による作用です。
整形外科医では、損傷した半月板に注目して症状の原因と捉える傾向にありますが、構造的異常と機能的異常、両方の角度から症状の本質的原因を見極めることが、不必要な手術や早期改善には、肝要ではないでしょうか。
膝関節半月板損傷でお困りの方は、ぜひご相談下さい。
山中英司
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このコラムの執筆専門家
- 山中 英司
- (カイロプラクター)
- 陽開カイロプラクティック
「体は心の鏡」 体の解放は、心の解放からはじまります
臨床を通して痛感することは、体は心の鏡のような存在だということ。様々な症状の裏には、もう一人の自分からのメッセージが隠されています。カラダを診るプロフェッショナルとして、クライアントの心とも真剣に向き合うことを信条にしています。
045-981-4431
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