Ω まだ決心ができていない。そんなときは？

2012-08-08 10:00

Ω まだ決心ができていない。そんなときは？

自分はまだ結婚を考えていない。
だけど、彼からそれらしいことを言われて返答に困っている……。
そんな、お話がありました。　←贅沢な悩みですね☆

こういった心境は、交際当初に「自分はまだ決心ができていないけど…」
という場面にも共通します。そこで、今回取り上げてお話したいと思います☆

＜メール＞－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

はじめまして、あき２９歳です。
彼(３５才)とは趣味が一緒でインターネットで知り合いました。

会ってみて、すごく感じがよく気も合ったので
すぐ付き合うことになりました。交際が始まって二カ月です。

家が近いので仕事が終わってから会いに行ったり、たまに休みが合うときは
一緒に海に行ったりして、順調に楽しく過ごしてます。初めて会ったとき、
お互いに離婚経験があり、今はまだ結婚は考えてないと話をしました。

私も、まだ自分の仕事が安定しないことや、慎重に相手を見つけたくもあり、
２～３年は結婚は考えないつもりです。しかしここのところ彼から、
リアクションに困る言葉が出ているのです。

彼「俺は、あきが結婚したいって言ったらする」
　　あきは？　俺が結婚したいって言ったら？」
私「うーん、状況が許せば」

彼はちょっと悲しそうでした。

彼「俺は、あきと一緒に住みたいな」
私「今は無理だけどいつか一緒に暮らせたらいいね。」

この時も、彼は悲しそうでした。

彼は、深い意味はなく思ったこと言ってるだけなのでしょうか？
私は彼が喜ぶ答えができなくて悲しいです。

すごく優しい彼なのでゆっくり大切に関係を築いていけたらいいと思ってます。
しかし、ときどき会話の内容で彼を悲しませてるんじゃないかと感じています。
そのことが原因で、うまくいかなくなったらとても残念です。

彼がまたそのようなことを言ったら
どのようにリアクションをとれば悲しませずにすむでしょうか？

明るい交際のためマーチン先生のお力をおかりしたいと思います。
アドバイスよろしくお願いいたします。

＜メール、ここまで＞－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

はい、皆さんだったら、どのように返答したと思いますか？
どうしたらよいのか、実際に考えていきましょう。

◆ 男性が「ぽろっ」と言ったことは？ ◆

きききき、厳しい意見になりますがっ☆

> 私は彼が喜ぶ答えができなくて悲しいです。

「できなくて」ではなく、
「していない自分」を反省することが大事かと思います。

この違い……おわかり頂けますでしょうか？

彼が期待している答えが、あきちゃんにはわかっています。わかっていて、
それを言わないのは「できない」のではなく「していない」のです。

彼の気持ちよりも、自分の気持ちを優先してしまっている。

これは、危険信号だと思います。

「恋は上り調子のときに、上り詰めることが大事」というお話があります。
彼の気持ちは、今、予想以上に上っているイメージです。これに応えないと、
どうやっても、彼の気持ちは下がってしまうのです。

> すべて深い意味はなく思ったこと言ってるだけなのでしょうか？

ご自身がそう思いたいから、こういうご質問になっておられるのでしょう……。
しかし、そんなはずはありません。この件に限らず、

「男性がぽろっと言ったことは、少なからず本音が入っている」

と思った方がよいですね。
ちなみに他の例ですと、次のようなものがあります。

・「俺たち、もう終わりだな～」
・「もう少し、ダイエットしたら？」
・「付き合おっか？（笑）」

これらは冗談っぽく言っていても、
本音が入っている（というか本音そのものである）可能性が高い事例です。
今回の結婚の話も、一緒に住みたいというお話も、そのまま本音の可能性が
高いでしょう。

◆ 自分はそこまでの気持ちがない…… ◆

さて、今回のご相談は「そんな気持ちに気づいているけれど、自分はまだ
そこまでの気持ちがない」というときに、どう答えたらよいかです。
例えば、上手な受け答えは……

「あきは？　俺が結婚したいって言ったら？」

→「えーっ？　言ってくれるの？(*^^*)」
→「言ってくれなきゃ、答えられな～い(*^^*)」

というのが、返答はごまかしつつも、上手な返しだと思います。
もう少し、ストレートに返答するならば、

→「もちろん、したいに決まってるじゃん(^^)」

という感じがよいでしょう。今回のあきちゃんのように「状況が許せば」
なんて言うのは、バカ正直すぎてあまりよくないなぁ……と思いました。
というか、「状況って、何だそれ！？」という感じです☆

ここで、ひとつ補足です。

男性が交際当初に言う「結婚しようね」「結婚したいね」というのは、

「好きだよ、愛してるよ」と言うのと同じ、だと思って受け取ることが大事

というお話があります。
この恋愛教室でも何度か触れたお話なのですが、交際当初に男性にこのように
言われて、本当に結婚できるものだと思っていたら、そうではなかった。
そして僕に、

「彼は“結婚しよう”って言ってくれたのに、あれはウソだったんですか？」

とご質問される方が、かなりいらっしゃいます。
これは、ウソではありません。しかし、本気でそこまでのことを考えて
言っているわけでもないのです。

わかりやすく言うと、小学生のボクちゃんが「お嫁さんにもらってやる！」と
言ったり、お嬢ちゃんが「○○くんのお嫁さんになる！」と言うのと大差ない
感じです。（ウソを言っているわけではないが、現実味もないということです）

→ちなみに本気で考えていたら、結婚式の日どりを決める話になります。

だから、です。
通常のこうしたお話のときには、その場の空気や相手の気持ちを裏切らない
ために、「うん、私も一緒になりたいよ」と答えておく方が良いのです。
（自分が結婚する決心がなくても、話を合わせるべきだということです）

◆ 結婚したい、一緒に住みたい、その真意は？ ◆

では次に、このお話には↓↓どう答えたらよいと思いますか？

> 「一緒に住みたい」

はい、皆さんも考えてみてくださいね！

３

２

１

僕でしたら、素直に「うん、そうだね(^^)　俺もだよ」という感じで答えます。
これも先程のお話と同じで、そう答えたからといって「今すぐそうしよう」と
いう話には……普通はならないと思います。彼の「一緒に住みたい」は、

「一緒に住みたいと思うくらい、キミのことが好きだよ」

というのが、真意なのです。
だから、それに答えてあげることが大事なのです。

今回のあきちゃんの失敗点は、「今は無理だけど」と現時点において１００％
できないと否定してしまったことです。上記のお話にそって考えますと、

「俺は、一緒に住みたいと思うくらい、君が好きだよ」
「ごめんなさい、私はそこまで好きじゃないわ」

と言っているようなものなのです。
だから、彼は……悲しい顔になってしまったのです。また、結婚の話と一緒に
考えると、これを２回やってしまったことになるわけです。あわわわ……。

これについては、もうわざわざ弁解はしない方が良いと思います。今後において

１．次回彼とエッチをして、　←これ、仲直りのチャンスなんです♪
２．幸せな雰囲気になれたときに、
３．「この前、嬉しかったよ」と伝えてみたらいいと思います。

「えっ？　何が？」と聞かれますので、

「一緒に住みたいって言ってくれたこと。本当はすごく嬉しかったんだ。
　でも、前の離婚のこと思い出してイヤなこと言っちゃって……ごめんなさい」

と続けたらよいと思います。
そして、これ以降は、同じ失敗をしないことです！！　←これ最重要ね☆

ちなみに、「じゃあ、本当に一緒に住もう！」と言われてしまったら、

「うわぁ、本当にぃ～（笑）　でも……この年で同棲なんてヤバイからね～。
　本当に一緒に住むのは、きちんと結婚してからがいいな♪」

という感じに答えたらよいでしょう。

ここで「じゃあ、結婚しよう！」とすぐに言ってくれるほどに幸せな展開は
まずないのですが……仮に「自分に覚悟がない状態」でそうなってしまったら、
「うん、ありがとう」と言って、まずはその場を乱さないことでしょう。

そして、翌日にバイバイしてから、ゆっくり考えて決めましょう。
（つまり、言われたその場で固まってしまわないこと、ということです）

◆ 気づきにくい「自分勝手なエゴ」にご注意 ◆

今回のご相談、その根底にある問題点は、実はあきちゃんのエゴなのです。
どんな部分かというと、これです。

> ゆっくり大切に関係を築いていけたらいいと思ってます。

でも「恋愛は生もの」です。　←よくわからん例えだなー。
予定した通りに進むものではなく、相手あってのものなのです。

今回で言えば、彼はそうは思っておられないですし、

一般的に、「わざわざゆっくり関係を育てたい」と思っている人はいないです。

「確かな関係を育てたい、築きたい」と思っている人はたくさんいます。
でも、その人たちは、わざわざ「ゆっくり」とは意識していないでしょう。
育てられるときに育てるもの（育つもの）だと、思っていると思います。

そして、彼は「今がそのときだ」と感じて、

> 「あきは？　俺が結婚したいって言ったらどうする？」
> 「俺は、あきと一緒に住みたいな」

と言ってくれたのだと思います。

…………。

タイミングを逃してしまうと、恋を失ってしまうことが珍しくありません。
だから、逃したくないならば、相手の気持ちには応えることが大事です。

あきちゃんのお話は、僕たちみんなに共通する部分がたくさんあると思います。
ぜひ、みんなで胸に留めて生かしていきましょう。