子どもに感情をぶつけてしまう時~モラルハラスメント - 夫婦問題全般 - 専門家プロファイル

佐藤 千恵
行政書士東京よつ葉法務オフィス 
東京都
離婚アドバイザー

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子どもに感情をぶつけてしまう時~モラルハラスメント

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モラルハラスメント ブログから

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モラルハラスメント被害 
女性の離婚専門板橋区の女性行政書士 
東京よつ葉法務オフィス
モラハラ行政書士のちえぼぅです


第8回モラルハラスメント語りと癒しワーク
開催します

とき:2012年7月28日(土)10:00-12:30
ところ:野村證券ビル(渋谷区渋谷1丁目)
料金:お一人さま3,000円
*お飲み物、お菓子用意します
*途中退席自由
*女性限定*

詳細は コチラ  の記事をご覧下さい
*満席になりました

*   *   *   *   *   *








怒りの感情と悲しみの感情は、

実は表裏一体だったりします。





モラハラ夫と別居をしたり離婚をした後、


「これでやっとモラハラの影響を受けずに子育てできる」


と安心したのに。。




実際に母子での生活がスタートすると、

なぜか子どもを怒鳴ってしまったり怒ってばかりに

なっている。





そんな経験はありませんか?





なぜ急にこんな事を言うのかと言うと、実は

休暇に入る直前、


離婚や別居後に実質シングルマザーの状態になってからの

お子さんとの向き合い方に関するご相談が

立て続けに入っていたのです。





いかんせん休暇前だった為、


ご予約を頂いた方とはこれからゆっくりとお話する事に

なりますが、



まずは、取り急ぎと言いますか。。




この問題に対する私の考え方を少しお伝えしたいと

思います。







離婚後や別居後に、母子家庭の状態になってからの

子育て。



色々と本当に、本当に大変だと思います。





特に、夫からのモラハラ被害によって別居や離婚を

余儀なくされた方にとっては、



必要以上にお子さんに対して罪悪感や引け目の様な

感情を持ってしまう方も多いな、と感じています。






気持ちではこうしたい、こういう楽しい親子になりたい、と

考えていても、


実際はなかなか難しくて。。




母親だって、いつも余裕がある訳ではありませんから。







「今日、子どもを怒鳴ってしまいました。」


「今朝は子どもを無視してしまいました。」


「とうとう子どもに手を上げてしまいました。」




叫ぶように、または、搾り出す様に、

私に打明けて下さるお母さん達がいらっしゃいます。




自分のダメな所も率直に私に話して下さった。



まずは、その勇気と正直さを讃えたいと思います。


(なんか、ちょっと偉そうな言い方になってしまい

申し訳ないです。

でも本当に、心から勇気を讃えています。)






みなさん、モラハラ夫みたいになるのが嫌で、


子どもを無視したり怒鳴ったりするモラハラ夫が嫌で

離婚したり別居したりしたのに、



結局自分も同じことをしているじゃないか、と、



大変落ち込んで自己嫌悪に陥ってしまいます。







率直に言って、


母親は大人ですから、自分のした事、吐き出した言葉、

むき出しにしてしまった感情、


これらの事にはきちんと向き合い、責任を取るべきだと

私は思っています。




言い過ぎたと思ったら反省する。


子どもにだって、悪かった所はきちんと謝る。


大切な事だと思います。





また、気楽な考え方をすれば、

母親が時々感情的になったりする姿を見る事も

子どもにとっては


「人間って時には感情的になるんだ」


と言う学習になるでしょうし、

時に理不尽に親から怒られる経験も必要かも

知れません。



私自身も親に理不尽に怒鳴られたり我慢させられた

経験がありますが、


「理不尽に耐える」


と言う勉強になったかな、と感じています(苦笑;


(「私あの時可哀相だったなー」と苦笑いする感じです(笑;)



また、

親に感情をぶつけられた後に謝って貰う事で、

人を許すと言う事や謝ることの大切さも知れるでしょう。




もちろんこれらは程度問題ですから、

常に感情的だったり理不尽な親であれば大問題です。




あくまで親や家庭は子どもの安全基地。




どっしりと安心感のある場所である必要があります。






さて、私が


「モラハラ夫の元からの脱出後、母親が子どもに

感情を爆発させてしまっている状態」


の時に大切だと考えている事が、



「どうして子どもに対してそんなに怒ってしまったのか」



「どうして感情が爆発してしまったのか」



この「どうして?」について考える事だと感じています。









ここでやっと、冒頭の


「怒りの感情と悲しみの感情は表裏一体」


にたどり着きます。





母親の立場の皆さん、

本当は心に大きな悲しみを抱いてはいませんか?




子どもに愛情いっぱい、温かい家庭で育てて

あげたかったのに、


夫がモラハラでそれが叶わなかった。



その事に対する悲しみ、子どもに対する

申し訳なさ、



そんな悲しみが、子どもがちょっとぐずったり

言う事を聞かなかった事で


大爆発したのではありませんか?




「こんなはずじゃなかった」


「あなた(子ども)の為にこんなに悩んでいるのに」


「何もかもうまく行かない」


そんな悲しみの感情が、子どもの反抗などが

切欠になって怒りに転化してしまったのではありませんか?


子どもに怒りをぶつけてしまった事で、

またあなたは悲しい思いをしてはいませんか?





あなた自身が、夫からの壮絶なモラハラ被害から

脱出するまでに、


相当の傷付きを溜めているはずです。







怒りと悲しみは、本当に近い感情なのです。




悲しみを募らせる事が怒りの感情を呼び、


そして怒りを蓄積して爆発してしまった自分をまた

悲しく思ってしまう。




悪循環も起こしやすいのが、怒りや悲しみと言った

いわゆる負の感情です。


(私自身は怒りも悲しみも必要な事で、「負」だとは

感じていませんが)




お子さんに辛く当たってしまう事で、あなた自身も

辛い思いをしているのなら、



まずはあなたの心の悲しみに対するケアが必要なのだと

思います。




できれば、同じ状況の方と感情を分かち合う経験などが

出来ると良いですね。




もしくは私たちカウンセラーの所にいらっしゃって、

誰にも遠慮せず、何の心配もせずに感情を吐き出す事も

良いと思います。




「感情の爆発スイッチが入りそうな時にまずする事」を

形式的に決めておく事も有効な場合があります。







感情のコントロール、

とっても難しいですよね。




お子さんに感情をぶつけてしまった後の自己嫌悪、

とても辛いです。





でも、始まったばかりの母子の生活です。



これから子どもとぶつかり合って、

お互いに出っ張ったりへっこんだりしながら、


あなた達らしい母子の形が出来上がって行くのだと

思います。






肩の力を抜いて、深呼吸して、


お子さんの良い所だけを5つ上げて見て下さい。




自然と笑顔になれませんか?









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