揺れる子ども~モラルハラスメント - 夫婦問題全般 - 専門家プロファイル

佐藤 千恵
行政書士東京よつ葉法務オフィス 
東京都
離婚アドバイザー

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閲覧数順 2024年04月25日更新

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揺れる子ども~モラルハラスメント

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モラルハラスメント ブログから

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モラルハラスメント被害 
女性の離婚専門板橋区の女性行政書士 
東京よつ葉法務オフィス
モラハラ行政書士のちえぼぅです

【7月17日 18日 夏季休暇を頂きます】

詳細はコチラの記事 をご覧下さい


第8回モラルハラスメント語りと癒しワーク
開催します

とき:2012年7月28日(土)10:00-12:30
ところ:野村證券ビル(渋谷区渋谷1丁目)
料金:お一人さま3,000円
*お飲み物、お菓子用意します
*途中退席自由
*女性限定*


*   *   *   *   *   *






夫からのモラハラ被害に気付き、


夫との別離を決断して別居をした時期。





お子さんがいらっしゃるケースでは、

多くの被害者妻はお子さんも一緒に別居されて

います。





ある程度大きくなったお子さんの場合は、


自分の家庭で、両親の間に怒っている被害を

冷静に受け止めているケースもあります。




また、冷静に受け止める事は難しくても、

母親が丁寧に説明する事で、ある程度は母親の

気持ちを理解してくれる事もあります。





ですが、



お子さんがまだ幼いケース。




この場合は、お子さんに対するケアが特に

必要になってきます。






何度もこのブログでも触れている点ですが、



幼い子どもは、どんな親でも否定しません。




どんな親でも大好きなのです。







別居が長引いてくると、離婚が成立する前に

夫と子どもの面接交渉を行うケースが

あります。





多くのモラハラ夫に言える事ですが、

面接交渉時にはモラハラ夫は子どもにとって


「最高のパパ」


を演じます。





子どもの我儘を聞き、目いっぱい一緒に遊び、

献身的にお世話をします。



妻と一緒に生活していた頃には、一切子育てや

子どもの世話をしなかった夫でも、です。




そうしてモラハラ夫は、子どもを揺さぶります。




「パパは今、一人でとても寂しい。」


「早くママと○○(子ども)におうちに戻って来てほしい。」


「ママは今どこで暮らしているの?

誰かおうちに連れてくる事はあるかい?」


など。






大好きなパパ、


今はおうちで一人過ごしている可哀そうなパパに

そう告げられた子どもは、


罪悪感と共に使命感を感じます。




「パパが可哀そう」


「パパが寂しがっているから、何とかしなくちゃ。」


「ママに、パパが帰って来てと言っていた事を

伝えなくちゃ。」



子どもは健気に役割を見つけます。





別居後、お子さんから


「パパに会いたい」


「パパのいる家に戻りたい」


等言われると、被害者妻の立場の方は

本当に困ってしまうと思います。




「子どもにパパの事を言われるのが、

怖くて仕方なかった」


と、多くの女性が仰います。





子どもにとっては大好きなパパですから、


そのパパから色々言われたお子さんが心揺れるのは

当然の事です。




多くの別居中の母親の立場の方は、


「パパに会いたい」


とお子さんに言われる度に、


まるで自分が父と子の間を引き裂いたかの様に

罪悪感を感じてしまうと思います。




「私さえ我慢できれば、元の家族に戻れるのに」


と、自分を責めてしまうと思います。





ですが、



大切な事は、



お子さんの前ではどっしりした母親でいる事です。




ここで注意して頂きたいのは、何も


あなたの心が揺れるのが悪い、とか、


あなたが子どもと父親の関係を思って不安になるのが

悪い、


こう言っている訳では無いと言うことです。




あなたが子どもの言葉に心揺れるのも、不安を

感じるのも、


それは当然の事ですから。




ただし、そう言った心の揺れや不安は、


出来る事なら子どもの前であらわすのではなく、

頼れる友人や両親、私の様なカウンセラーや

モラハラを専門にしている人間の前で見せて下さい。





子どもはあなたが不安を見せると、

それを受け止めようとします。



小さな身体で、受け止めるのは無理なのですが、

それでも母親の為に受け止めようとします。





母親の心の揺れは、お子さんにも伝わります。



もしどうしても不安が隠せない時は、

子どもに誤解を与えない様に、


安心出来る表現で先に伝えてしまう事も良いかも

しれません。



「ママは今少し大変なんだ。

でも大丈夫だから安心してね。

お手伝いをお願いした時は、よろしくね。」


等と、笑顔で。




大人だって先行きがわからないと不安な様に、


子どもたちだって理由もわからず母親が不安げに

している事は不安なのです。




お子さんの成長に合った言葉で、

きちんと説明してあげると良いと思います。





また、お子さんが


「パパの家に戻りたい」


等言った場合も、


「いつかね」

「もう少し頑張れば戻れるから」


など、出来ない約束をするのは絶対にいけません。





母親からこの言葉を聞いた子どもは、

パパとママがいる元の家庭に戻る為に努力を始めます。



それでも結局元の家族に戻る事が出来なかった時、


それは、

子どもの努力に対する裏切りになってしまいます。







出来ない約束はしない。




子どもに対しても、心を尽くしてお話しする。





子どもの心の揺れに対応できるのは、


子どもの事を真剣に思う母親の態度と言葉だろうと

感じています。









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