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住まいづくりのなかで、住まう人のライフスタイル、とりわけ「趣味」を活かせる家が出来たとき、そこはこだわりの空間となり、結果として暮らしを楽しむ時間も得ることができるのだと思います。
日本の住まいの特徴のひとつに「玄関ホール」があると思います。 伝統的に私達日本人は靴を脱ぎ家に入る（上がる）ため、欧米の住まいのようなリビングスペースに直接入るスタイルとは異なり、靴を脱ぐ、履く、靴を収納する等のスペースが生活上必要です。
そのスペースは住まいの第一印象を感じるスペースでもあるため、私は設計する際、たいてい「玄関ホール」を実用面＋アートを飾るスペースとしてご提案しています。 写真事例ではシューズクロゼットの壁面を利用してちょっとしたニッチ(W=25ｾﾝﾁ D=10ｾﾝﾁ)を作り、正面壁面には壁面を照らすウォールウォッシャーライトを天井に設け、空間イメージに合わせたアートを制作し飾っています。 ちょっとした工夫で雰囲気がガラリと変わるものです。
自分好みのアートと共に暮らすスタイル、玄関ホールからはじめてみてはいかがでしょうか？
●サカイデザインネットワーク
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このコラムの執筆専門家
- 酒井 正人
- （東京都 / 建築家）
- サカイデザインネットワーク有限会社 取締役社長
住む人の手が触れる場所から、建物へ、街へと心地良さを拡げたい
設計手法・デザインの発想は「内側から外側へ」・・・建物という器だけをつくるのではなく、私達が暮らす場である生活空間の細部から生活環境全体のデザインを追求し「心地よさ」をご提案しています。
03-6379-4831
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