暑い夏に出来る事(床のひんやり感) - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

仲吉 厚志
一級建築士事務所シンクロ設計 代表
東京都
建築家

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対象:住宅設計・構造

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暑い夏に出来る事(床のひんやり感)

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石垣島の住宅
梅雨明け間近ですが、日差しがかなり強くなってきました。
このような状態では、建物の屋根や外壁が熱を持っている状態で、帰宅した時など室内に入ると暑い空気を感じますね。

屋根や外壁の輻射熱を感じない為には、温まった空気を自然に排気できるような自然換気が必要ですが、建物と身体の接点は床。床の素材を見直しする事によって身体に直接感じられる暑さは少しでも和らぐのではないのでしょうか。
今回は住宅内部の床にタイルや石を張ってひんやり感を出した住宅を紹介します。

1.洗面脱衣所に石を張った住宅
この住宅はコンクリート造で外壁や屋根が蓄熱しやすいため、自然換気が行いにくい場所の床をバリ島産の石を張っています。丸石が足裏に触れる感覚が気持ちいいです。
色も寒色を使い、視覚効果もねらっています。

2. インナーテラスにタイルを張った住宅
この住宅は木造でコンクリートほどの蓄熱が無いので外壁部分に近い場所で使用しています。窓を掃き出し(床までの窓)にすると、かえって床部分に蓄熱する為、窓を少し上げています。