訪問当たりに見るページ数 - Webマーケティング全般 - 専門家プロファイル

袴田 剛史
株式会社スクロール360 ECコンサルタント
静岡県
Webプロデューサー

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閲覧数順 2024年04月25日更新

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訪問当たりに見るページ数

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売上を伸ばすために オンラインショップ編

みなさんは、ショッピングサイトへのアクセス実績を
頻繁に見ていますか。
その中でも、よくチェックする項目は何ですか。

おそらく、訪問数やページビュー数を見ることが多いでしょう。
それは当然のことであり、決して否定するものではありません。

ただ一方で、「訪問当たりに見るページ数」について、確認することはありますか。

数多くのショッピングサイトを見てきた経験から言うと、
実は、この「訪問当たりに見るページ数」が多くなると、売上が伸びてきます。
そのサイトは強くなります。
強くなるとは、売上が右肩上がりとなり、それが下降しにくくなります。

本当に図ったようにこの傾向は伺えます。

どんな商品を販売しているサイトでも、どのようなお客様を対象としているサイトでも
面白いように共通していました。

さらには、
以前にここでお話した〔売上=訪問者数×CV率×購入単価〕に立ち戻ると、
「訪問当たりに見るページ数」が増えるとCV率が上昇します。
これによって売上も伸びます。

なぜでしょう?

この現象がわかった上で、後付の仮説になりますが、
納得できることが幾つかあります。

単純に言えば、訪れた人がたくさんのページを見るということは、
気になる情報、気になる商品があったり、
購入を真剣に検討して、あれこれ調べたり、見比べたりしている結果なので、
魅力のあるサイトであり、購入意欲もわくということでしょう。

他方、広告を打っても売上は伸びますが、
この時、多くのケースが新規のお客様が特定の商品を目的に訪れているので、
売上が伸びたとしても、それほど「訪問当たりに見るページ数」は増えません。
(この段階では、強いサイトとは言えないということです)

つまり、リピータが多く、購入意欲が高まるサイトになった結果が、
「訪問当たりに見るページ数」に表われているのだと考えても良いと思われます。

ただ例外があるとすれば、
そのサイトが使いにくくて迷った挙句、訪問当たりのPVが
増えてしまったというケースがありますが、それは例外ということで。


「訪問当たりに見るのは、何ページぐらいが妥当でしょうか?」
と、そんな質問がありそうですが、その答えは、
あなたのサイトで実際に購入する人の気持ちになって
閲覧するページ数を数えてみてください。

おそらく、何らかの発見があると思います。
特に必要なことは、「買う人の気持ちになって」ですよ。


インターネットの創世記、「3クリックで購入」のように
購入までのページ数の少なさを強調していた時代もありました。
けれども、それは、「買うことを決めた」時のケースです。

それに、最初から「ここで買う!」と決めて訪れる人は
珍しいと思いませんか。

見比べて、吟味して、配送方法や決済方法を確認して
購入に至るとすれば、何ページぐらいが妥当なのか、
そういう仮説を立てた上で、現実にある「訪問当たりに見るページ数」と
向き合ってみると、課題が見えてくると思います。

あまり「訪問当たりに見るページ数」を確認したことがなければ、
ぜひ一度その値を追ってみることをお勧めします。


株式会社スクロール360
袴田 剛史 takeshi-hakamata@scroll.co.jp


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