- 伊藤 裕啓
- 住まいのe-相談室(株式会社伊藤建築コンサルタント) 代表取締役
- 兵庫県
- 一級建築士
対象:住宅設計・構造
住宅を新築する場合、法律で建築士免許を持っている人を工事監理者として定めなければなりません。しかし、実際の現場をではこの工事監理者が誰であるかを知らない発注者が多いです。工事監理者は設計図書通りに工事が行われているかを現場に来て確認し、不適切な部分は是正させなければならないという重要な役割を持っています。近年は法律で定められた建築士がいるにも関わらず、第3者として現場をポイントで監理する建築士を雇う方が多くなっています。お客さんの言葉を借りると「年には念を入れて」ということなのですが、本来建築士が行うべき業務を十分果たしていない事が原因となっているのでしょう。地元で顔見知りの工務店に工事を依頼している場合より、大手ハウスメーカー、ビルダーなど人間的なつながりがない会社に工事を依頼している場合に第3者建築士を使っていることが多いように感じます。
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