- 森 久美子
- エフピー森 代表
- 神奈川県
- ファイナンシャルプランナー
対象:家計・ライフプラン
こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの森久美子です。
お金のことは、よく分からないからとあきらめてはいませんか。お金と上手につきあって、ちゃんと暮らしたいと思っているあなたの「マネー力」をつけるためのコラムです。
フィデリティ退職・投資教育研究所が、過去5年以内(2007年1月から2012年1月)に生前贈与を含まない遺産相続を受けたことがある20歳以上の人にアンケート調査を行い、相続人5500人から得た回答をもとに、「日本の相続と投資の実態」をレポートしています。
こちら⇒日本の相続と投資の実態 5500 人の相続人アンケートにみる相続による資金移動
研究所では、国税庁のデータをもとに相続税が課税された財産に課税されなかった財産を合わせた相続資産は、40-50兆円程度と推定。
今後、高齢者の増加に伴って年間死亡者数は、2030年代後半には160万人台へ約50%弱も増加すると予測され、それにつれて相続資産市場もかなり拡大すると推測します。
アンケート調査に応じた相続人5500人の平均像は、50歳代で一戸建ての持ち家があり、相続平均額は3000万円強。
8割が親子間相続で、そのうち7割が別居です。
また、相続金額を明示した2478人の平均値から、アンケート対象5500人の相続資産総額を推計すると1745億円となりました。
内訳は、現金・預貯金41.9%、有価証券12.5%、土地47.4%。これで相続資産市場全体の推計値50兆円を案分すると、現金・預貯金は21兆円、有価証券は6.3兆円、土地23.7兆円。
今回のアンケートでは、期待値とのギャップというのも聞いていますが、期待していた人の4人に1人は「期待していたほどの金額ではなかった」と答えていましよ。
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