住まいづくりのなかで、住まう人のライフスタイル、とりわけ「趣味」を活かせる家が出来たとき、そこはこだわりの空間となり、結果として暮らしを楽しむ時間も得ることができるのだと思います。
昨年竣工した「車と住まう家」が2回目の取材となり、私も久しぶりにお伺いしてきました。
写真は車を趣味にもつご家族のために設計した、この住宅のインナーガレージです。 というか「ガレージリビング」などと言っても過言ではないかもしれません。 ここは車を駐車するだけのスペースではなく、車と楽しく暮らすスペースになっていて、ソファを置き寛いだり、音楽を聴いたり、書斎やリビングともつながり、いつも好きな車を感じながら暮らすことができます。
このガレージは北側に面したスペースですが、屋根の一部に半透明のポリカーボネートを使用し、日中は自然光が入り明るく爽やかな空間を実現しています。 もちろん本格的なガレージライフに欠かせないパーツ類の収納スペースや床には半地下のピットをつくり、車の足回りのメンテナンスやオイル交換などもできるようになっています。
久しぶりに訪問し、ご家族が楽しく暮らしているお話を伺えて私も大変嬉しく思いました。
●「車と住まう家」[http://profile.ne.jp/pf/masakai/column/detail/3275]
このコラムの執筆専門家
- 酒井 正人
- (東京都 / 建築家)
- サカイデザインネットワーク有限会社 取締役社長
住む人の手が触れる場所から、建物へ、街へと心地良さを拡げたい
設計手法・デザインの発想は「内側から外側へ」・・・建物という器だけをつくるのではなく、私達が暮らす場である生活空間の細部から生活環境全体のデザインを追求し「心地よさ」をご提案しています。
03-6379-4831
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