投資銘柄情報2012/03/27号

●フージャースコーポレーション（８９０７）
本日終値７４０００円（＋８０００円）。マンション「デュオ」等シリーズ展開。２月１４日の金融政策決定会合で追加緩和が決定となった事を好感し、不動産関連銘柄が業種的に投資ターゲットに。本銘柄の株価も上昇トレンド入りとなり、３月１４日には高値７９３００円を付けている。その後は調整局面入りとなったが、ここに至って上昇する２５日移動平均線との乖離が縮小となってきた事で、これよりトレンドに反転の期待あり。５日移動平均線が右肩上がりに転じてくれば、押し目買いでの対処と行きたいところ。高値７９３００円奪回となれば、個別チャートは再び青天井入りである。

●バロー（９９５６）
本日終値１３８７円（＋３８円）。中部地区で食品スーパー展開。業績は増益基調が継続となる見通しで、今期予想ＥＰＳ１２５．７円（前期実績８２．９円）、来期予想１６１．０円。昨年末より株価に明確なトレンドは出現となっていなかったが、今月に入り５日移動平均線をサポートラインとする短期上昇波動が出現中。本日は昨年１０月高値１３７０円を抜けてきた事で、これより中期トレンド的に新波動入りの様相であります。今期予想ＥＰＳより算出されるレシオは本日終値で約１１倍といった水準であるが、来期ベースに照準を合わせた場合は８倍台にまで低下。押し目買いで対処したい。

●住友金属鉱山（５７１３）
本日終値１２３１円（＋６８円）。非鉄金属と電子材料が２本柱。「住友金属鉱山」と「住友商事（８０５３）」が共同保有する米アラスカ州のボゴ金鉱山で新たな鉱床を確認したとの報道が刺激材料となり、本日株価は出来高を伴い上伸より年初来高値を更新。昨今は優良株のイメージが定着している事で、短期的に大きなボラティリティは期待できないが、これより上昇トレンド入りとなる可能性あり。まずは個別チャート面から昨年７月高値１４１４円処が狙いかといったところ。今期減益予想（ＥＰＳ９６．１円）の業績も、来期はＥＰＳ１２４．６円と大幅増益となる見通し。押し目買いで対処したい。

●日本金銭機械（６４１８）
本日終値７４３円（＋１８円）。貨幣処理、金銭登録機の大手。カジノ関連といった事が刺激材料となり、今２月より株価には緩やかな上昇波動が出現中。短期的には高水準となってきているが、本日に昨年９円高値７３０円を奪回となった事で、これより中期トレンド的に新波動入りの様相である。サポートラインと想定される５日移動平均線推移を考慮して対応したい局面。本銘柄の株価は２００５年高値３３４０円より中期下降トレンド入りとなり、昨年には安値５３５円までの下落となっている。そういった観点から現水準は依然安値圏での推移と捉える事も出来る状況だ。

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