投資銘柄情報2012/02/16号

●日本ケミファ（４５３９）
本日終値３８８円（＋３８円）。後発医薬品が売上げの７割。１月３１日引け後に発表となった２０１１年第３半期業績は当期利益で前年同期比２２７．８％増の１３３．３億円となった模様。この業績を受け株価は当面の安値圏より上昇開始、直近では上昇のボラティリティが大きくなってきている状況である。既に短期トレンド的には高水準となっているが、本日の上昇で２０１０年高値３５６円を更新となった事で、これより中期トレンド的に安値圏揉み合い上離れで新波動入りの様相。中期上昇トレンド入りとなれば、個別チャート面からは２００７年末の高値６３２円まで株価上値追いに伴う大きなフシが見当たらない状態。

●シークス（７６１３）
本日終値１０４７円（＋８円）。電子・電機部品の商社。昨日ザラ場に２０１２年１２月期業績予想を発表。数値は当期利益で前年比２１．９％増となる見通しで、予想ＥＰＳは１４０．６８円。この業績予想を好感し、株価は高値１０８０円まで急伸となっている。昨年１０月高値である１０７６円を更新となった事で、昨年中旬よりの揉み合いを上離れとなる可能性が出てきている状況。今期予想ＥＰＳより算出されるレシオは本日終値で７倍台といった事で、個別ファンダメンタル面からも上値余地は十分あり。これよりサポートラインになると想定される５日移動平均線推移を考慮した押し目買いで対処したい局面だ。

●タカラレーベン（８８９７）
本日終値５００円（＋２１円）。１都３県（埼玉・千葉・神奈川）で第１次取得者向けマンション分譲。特別好材料は見当たらないが、株価は昨年１０月４日安値３１３円を底に緩やかな上昇波動が出現中。１月２０日に高値５０２円を付けた後は高値圏にて揉み合いとなっているが、そろそろ短期調整も完了となりそうである。５０２円を終値ベースで更新となるようだと、トレンドは上昇新波動入り。個別チャート面からは昨年７月高値である５４９円まで株価上値追いに伴う大きなフシが見当たらない状況。これより５日移動平均線推移を考慮した押し目買いで対処したい局面だ。

●ＭＵＴＯＨホールディングス（７９９９）
本日終値４２１円（－２円）。業務用プリンタの最大手。特定資金介入で１月１３日より株価に大きな上昇ボラティリティが出現となり、２月３日には高値５８５円を付けるに至っている。その後は下降トレンド入りとなったが、上昇する２５日移動平均線との乖離が縮小となってきた事で、まずはテクニカルリバウンドの好機。これより押し目買いで対処したい局面。また現ディスクロでの信用取組は買い残９３４万株、売り残９８５万株で貸借倍率０．９５倍と依然好需給を維持している状況であり、仮に上昇第２波動入りとなるようだと再び需給妙味が再燃する事となる。

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