- 中村 英俊
- 株式会社第一広報パートナーズ 代表取締役 広報コンサルタント
- 東京都
- 広報コンサルタント
対象:広報・PR・IR
- 中村 英俊
- (広報コンサルタント)
- 中村 英俊
- (広報コンサルタント)
誤報とひとことで言っても色々なパターンがあり、また影響度もさまざまと言えます。
その中で確かな事は、当たり前でもありますが”誤報を書くのは記者”であるということ。
しかし意図的に先んじて書いてしまうなどの飛ばし記事などは別にして、その原因の半分以上は”発信者側の責任”であることも事実だろうと思います。
私は確かに言った、ちゃんと説明をしたと幾ら主張をしても、実際に誤った報道がされてしまいその報道を目にした人には届くことはないでしょう。仮に声が届いたとしてメディアと発信者のどちらを信用するかと言えば、残念ながらメディアの影響力は大きいと言わざるを得ません。
つまり誤った報道がされた後にどんなにもがいたとしても無力であり、如何に誤報を出さないかに注力することが重要と言えます。
誤報をなくすために心掛けることは下記です。
①固有名詞や数値などは紙で渡す
幾ら口頭で十分な説明をしその場で理解されたとしても、実際に記事を書くのは社に戻ってから。そしてその日中に書くとも限りません。また記者も人間ですから聞き間違え、書き間違えなどの可能性も十分にあります。もちろん、言い間違え、勘違いな説明もあることも事実です。そのため、重要なことは口頭説明のみならず”髪に書いて渡す”ことが重要です。
②理解度の確認
私は確かに説明した、などということには何も価値はありません。重要なのは聞き手である”記者が理解したか否か”です。その為、説明しながらも記者の顔を見ながら話を進め、少し眉間にしわが寄った時には話を止めて補足説明を行ったり、記者に直接理解できているかの確認をすることが必要です。
③考え方の確認
表面的な説明の理解度の確認の他、根底にある考え方に対しても理解を促す必要があります。記者は当然のことながら御用聞きの様に、”今日は何かありますか?”といって取材をして記事に書く訳ではありません。取材をすると決めた段階で記事のストーリーを組み立ててから取材を行います。その際、発信者側と認識が違ったり、固定概念にとらわれていることもしばしばあります。その考え方も取材中に確認を行い、発信者側の意図、考えをしっかりと伝えておく必要があります。
次回の取材から意識されては如何でしょうか?
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