木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか - 住宅設計・構造全般 - 専門家プロファイル

吉田 武志
有限会社 ヨシダクラフト 代表取締役社長
栃木県
建築家

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対象:住宅設計・構造

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木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか

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昔の葬儀写真のような表紙の単行本。

しかしよく見ると、

写真の男はゴリラのような裸体だし眼つきも鋭い。






格闘技ファン、

特に柔道経験者の格闘技ファンなら知らない人は居ない

伝説の柔道家「木村政彦」の伝記。

真剣勝負では負けたことの無い男が、病気の奥さんの薬代を稼ぐ為にプロレス界へ。

昭和の巌流島と言われた力道山との対戦。

八百長が前提のプロレス。

「引き分け」にすることが事前に決められていたが

力道山は約束を破り、木村は一方的にKOされてしまった。

真剣勝負での実力日本一、いや世界一といわれた男は、

日本国民全員の前で無残で情けない姿をさらした。

(この試合の視聴率は100%)

約束を破られた木村は、力道山を本当に殺そうと付けねらう。

これが本の大筋。






それに加えて非常に内容が濃い。

まず、木村をありのままに書いていてそれが非常に魅力的。




本を開いて直ぐ木村の弟子の

岩釣兼生氏の全日本プロレス入りに際して交わされた

「覚書」の写真がドキリとさせられ、取材の深さを連想する。




また、岩釣兼生氏がUFC が始まるはるか前に日本で行われた

地下(アングラ)での総合格闘技で優勝していたという事実。

各界の名士が贔屓の格闘家を連れてきて行われたそうである。





グレイシー柔術との試合とその前後の話。


大山倍達との関係。




昔の柔道は、当て身(パンチ)から始まり、寝技が多く

今の総合格闘技に近い試合であったこと等々。




読みどころ満載。

木村政彦が死んで直ぐにUFCが始まったことも不運。

生きていたら、また脚光を浴びたに違いない。




厚さ4.5cm、700ページもあるぶ厚い単行本。

著者の増田俊也氏の熱い思いが滲み出ています。



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