- 袴田 剛史
- 株式会社スクロール360 ECコンサルタント
- 静岡県
- Webプロデューサー
対象:ホームページ・Web制作
- 原島 洋
- (Webプロデューサー)
- 井上 みやび子
- (Webエンジニア)
先日ご紹介した『マインドフロー』について、
これをどのようにサイト制作に活かすか、ということをご案内いたします。
以前、この考え方をあるクライアント企業でご説明した時、
「なるほど!
これ、特許を取った方がいいですよ!」
などと言われたことがありました。
これまでの経験から、時間を経てたどり着いてできあがったものなので、
「それほど目新しくもないよな~」
というのが、自分自身の感想でしたが、
そんなふうにご評価いただけたこともありますので、
参考にしてみてください。
さて、振り返りますと、マインドフローは―
・webサイトに入った時
・詳しい情報を読んでいる
・購入の意欲がわいている
というように、順を追ったステップで構成されています。
各ステップは、ショッピングサイトのいずれのページを見ている時か
というように置き換えることができます。
例えば、
webサイトに入った時=トップページ
購入意欲がわいている=商品ページ
という具合です。
とすると、その時に想定して列記した『お客様の気持ち』のそれぞれは、
該当するページで対応すべきことになります。
トップページで必要な機能、コンテンツは、
その時にお客様が抱いている気持ちに応えられるもの、
商品ページで必要な説明やアイコンは、
その時にお客様が抱いている気持ちに応えられるもの、
という考え方です。
このような考え方の下、実際に検討したイメージがコチラになります。
マインドフローで列挙した『お客様の気持ち』が書かれた各ステップの間に
該当するページのワイヤーフレームを描き、
お客様のどの気持ちに応えているか、という結果です。
もちろん、お客様の気持ちに応えられるものがなければ、
そのための機能やコンテンツを検討するということになります。
いかがでしょう。
おおよそイメージは、わきましたでしょうか。
このような手順で作成された各ページは、
少なからず、お客様のことを考えたものであり、
そのショッピングサイトオリジナルな検討がなされていると言えます。
何もお客様のことを考えずに
「他社がやっているから」とか「自分が使ってるサイトにあるから」
という理由で作り上げたものに比べ、
変更の理由が明確になり、その後も検証を重ねられるのではないでしょうか。
仮にお客様の気持ちを間違えて想定していたとしても、
作成した時には、仮説があるのですから、
どこが間違っていたのかを判別しやすいと考えます。
何よりも、「間違っている」という評価ができるだけでも
意味があることだと思います。
「なるほど!
これ、特許を取った方がいいですよ!」
という気持ちになりましたか?
そこまでではないとは思いますが、
ヨシ!やってみよう!
という方がいらっしゃれば嬉しいものです。
ところで、今回は、マインドフローをサイト制作に適用しましたが、
この考え方は、他にもいろいろな場面で活用することができます。
そのような実例も機会があればまた書いてみようと思います。
株式会社スクロール360
袴田 剛史 takeshi-hakamata@scroll.co.jp
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