投資銘柄情報2012/02/17号

●ミサワホーム（１７２２）
本日終値７２３円（＋４２円）。住宅大手。三菱東京ＵＦＪ銀行が保有する「ミサワホーム」優先株を償却するとの報道が刺激材料となり、株価は昨年１２月半ばに急動意となり、１月１０日には高値７００円を付けるに至っている。その後、７００円処で上値の重い展開となっていたが、本日にそのフシを突破。これより上昇新波動入りの様相であり、そうなれば個別チャートも青天井入り。現ディスクロでの信用取組は貸借倍率０．９９倍となっており、上昇トレンド入りとなれば需給妙味あり。これよりサポートラインになると想定される５日移動平均線推移を考慮して対応したい局面である。

●乃村工藝社（９７１６）
本日終値２７７円（-３円）。展示施設、商業施設、博物館等のディスプレー企画・設計・施工・運営管理の最大手。特別な好材料がディスクロされた形跡は見当たらないが、株価は本年に入り、緩やかな上昇波動が出現中。今回の上昇に伴い信用売り残が急増となっており、現ディスクロでの信用取組は買い残６万株、売り残９６万株で貸借倍率０．０６倍の売り長状態に。株価は直近に高値２８６円を付けた後、放置状態となっているが、トレンド反転となれば需給相場に発展の様相である。個別チャート面からは震災直後の急落で空けた日足窓埋めとなる３２０円処が狙いとなりそうだ。

●内田洋行（８０５７）
本日終値２９６円（＋４２円）。オフィス家具大手。本質的刺激材料は見当たらないが、株価には今２月より上昇波動が出現中。直近には１月２４日高値２４８円を更新となっており、既に短期トレンドは新波動入りしている状態。２月１４日には３００万株強の出来高を伴い高値２６３円を付けたが、その際の打ち返しを消化して本日は年初来高値更新。株価は更なる一段高を示唆していると捉えられる状況。また昨年７月高値２６５円を奪回となった事で、これより中期トレンド的にも新波動入りとなる可能性が出てきている。５日移動平均線推移を考慮した押し目買いで対処したい局面。

●テクノホライゾンＨＤ（６６２９）
本日終値２０９円（＋１円）。 電子・光学機器が２本柱。業績は今期で底が入るとの予想となっており、来期よりは回復基調となる見通し。来期予想ＥＰＳ３９．８円（今期予想０．７円）。既に今期業績は織込み済みと捉えられ、本年に入り株価には緩やかな上昇波動が出現となっており、直近には高値２２１円を付けるに至っている。その後は揉み合いとなっているが、今回の上昇で拡大となった５日移動平均線との乖離を修復すべくの短期テクニカル調整と考えられる状況。近々に一段高の上昇波動出現が期待されるところ。押し目買いで対処したい局面である。

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