- 吉野 充巨
- オフィスマイエフ・ピー 代表
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:お金と資産の運用
我々悩み多き一般投資家としてのETF選定にむけた、考え方と例を取り上げました。
株式への資産配分をあれこれ悩まれていらっしゃる方には、
1銘柄で世界の大手企業をカバーする世界指数に連動するETFがあります。
MSCIワールド指数などです
米国のNYSE Arca市場に
FTSEオールワールド・インデックスに連動する、
バンガード・トータル・ワールド・ストックETFが上場されています。
いずれかを購入しておけば、面倒な組み換えが要らずに、
世界の景気回復と株価の上昇に対応することが出来ます。
日本と海外の株式という配分をお考えの場合には、
東証でTOPIXに連動するETFを購入し、日本を除く先進22ヶ国の株価指数MSCIコクサイに連動するETFがNYSE Arcaと東京証券取引所にありますからこれを購入すると先進国の株式はカバーできます。
配分比率はアセットアロケーションでお決めに成られた比率に沿った購入がベターです。
新興国に興味が有る方には、BRICsを含む新興国25ヶ国の株価指数MSCIエマージングに連動するものが、東京証券取引所、NYSE Arca市場と香港市場に有りますので、先に挙げた先進国の株価指数に連動するETFと組み合わせれば、
ほぼ株式の資産配分は終了です。
なお、世界市場での日本株式の比率は10%に過ぎませんが、日本市場と海外市場、円貨と外貨との関係から、50:50 又は40:60という配分も一度ご検討されてはいかがかと存じます。
日本、米国、欧州、新興国という構成を考える場合には、
前述の3銘柄ではなく、米国はSP500に連動するETF、米国を除く先進21ヶ国(日本が入ります)のMSCI EAFEインデックスに連動するものに、
前述の新興国の指数に連動するETFによる構成も考えられます。
株式型では、インドの株価指数、ブラジルの株価指数、中国の株価指数に連動するものなど、国別の市場を対象とするETFもあります。
もし、ロングステイ先の国に投資をお考えならば、一度一覧表でお探しください。タイ、マレーシア、メキシコ、台湾など様々な国が網羅されています。
また、グローバルな指数として、エネルギー、金融、電気通信、素材等のセクター別のものもありますので、将来の産業構造にあわせた選択も出来ます。
ただし、この場合には日本の株式も対象に成りますので、TOPIX連動型の比率を下げる必要が有ります。
そして、テーマ型として水資源に取り組む企業を対象とする指数、原子力などクリーンエネルギーに取り組む企業を対象とする指数などに連動するETFが購入できるようにもなり、
将来の社会変化にも対応が可能になってきています。
文責
ファイナンシャル・プランナー
&投資アドバイザー 吉 野 充 巨
『このコラムは、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。投資による損益はすべて読者ご自身に帰属いたします。投資にあたりましては正規の目論見書、説明書等をご覧いただいたうえで、読者ご自身での最終的なご判断をお願いいたします。
本コラムは、信頼できると判断した情報に基づき筆者が作成していますが、その情報の正確性若しくは信頼性について保証するものではありません。』
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