
- 吉野 充巨
- オフィスマイエフ・ピー 代表
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:老後・セカンドライフ
昨日は、高齢者の人口と貯蓄について述べています。高齢者の方の貯蓄の多さに驚かれたと思います。
今回は、老後の不安の中心をなす、医療費に関わるデータを、厚生労働省平成22年医療費の動向より抜粋いたしました。
それによると、一人当たり医療費は、表に示しました通り、70歳未満では、年間17.4万円です。また、70歳以上の方は79.3万円で内75歳以上(後期高齢者)の方の医療費は90.1万円に為っています。
これは、該当する国民一人当たりの医療費で、自己負担分ではありません。
自己負担分とすると、70歳未満は3割ですので、5.22万円に為ります。
ご承知の通り、70歳以上の方で収入が現役並みの方以外は、1割負担ですから、7,93万円に為りますし、75歳以上でも一般の方達は、9.01万円です。
もし、ご自分が平均より病みがちと思われる方は、この数値の3倍にされても、75歳以上の方で、27万円程度あれば、安心できるのではないでしょうか。
それに、一ヶ月の医療費が多ければ、高額療養費制度もあります。
では、入院した際の入院日数はどのようになっているかと申しますと
平成22年の入院日数は平均で16.55日で、病院別では個人病院の21.60日です。
差額ベッド代を心配されたとして、1日1万円と考えても平均では約22万円、倍としても44万円程度で足りる事に為ります。もちろん、日数は平均ですので少ない日数でで済む場合も在りますから、医療保険をお考えの方には貯蓄額と収入を点検されて、保険に支払う金額を貯蓄に回すことをご検討下さい。
毎月の保険金×何ヶ月で22万円~44万円を超えるのか、電卓で確認されるようお勧めします。
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文責
ファイナンシャルプランナー
日本FP協会認定CFP®
一級ファイナンシャルプランニング技能士
吉野 充巨
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