- うえむらかをる
- 歌手 リズム・ボイストレーナー 音楽講師
- 東京都
- 音楽家
対象:ボーカルレッスン
- うえむらかをる
- (音楽家)
- 本山nackeyナオト
- (音楽講師 音楽プロデューサー トレーナー)
ブレス、息継ぎ、呼吸、等、言葉は色々だが、言葉に惑わされないようにしよう。
普段の呼吸感覚と、歌の時のいわゆる「ブレス」を同じと考えると、余計な緊張が生じてうまくいかない。
横隔膜が下がるように筋肉を使う事が、「ブレス」であって、その時の感覚は、息を吸ってるイメージとは違うかもしれない。
正しくは肺の下方に空気が入った!と言う感覚。
わかるようになるには時間がかかるかもしれない。
とにかく、声を出す前に一度口を開けよう。
正しくブレスできれば、鼻からも口からも酸素が入っているのだが、直線距離で肺の下に酸素を入れるイメージを知るには、口から吸ってる感じにとらえる方がわかり易い。
鼻だけだと、軌道が細いので(特に日本人は)、最初は時間がかかって、また筋肉に緊張が生まれ易くなる。
肺の下方に空気が入った!と言う感覚がわかってくれば、鼻から(正しくは鼻の奥)の感覚もわかるようになるだろう。
どちらにしろ、言葉を素早く言う為には、開けてのどの奥を活性化させて待つ方がよい。
すべて、タイミングなのだ。
また、ブレス記号と言うものほど、くせ者はない。
しかし、どの譜面にも、一番始めにブレス記号は書いていない。
私達の志すグルーヴ感を必用とする音楽は、フレーズの最後に息を吐き切って、その流れで呼吸を呼込む。
ブレスは英語でも、吸うと吐くの両方を意味する。
吐くから吸える。
最初から大きく吸うと、たいてい過呼吸になる。
曲の最初は、吸うという意識より、お腹の筋肉の準備だ。
低い音で短いフレーズから始まるメロディを、その前に大きく吸ってしまうとうまくいかない。
長いフレーズから始まったり、高い音から始まる時は、横隔膜を大きく下げる必要があるだろう。
ただ、初心者は勘違いして胸で(横隔膜を使わずに)吸ってしまう。
これが、かえってフレーズを壊したり、喉に負担が来たりの原因になる。
何事も、普段の生活でやっていない事を覚える訳だから、気長な努力が必要。
楽器を弾けるようになるには、全くの独学では難しいのと同じ。
ギターの指使いや、ピアノの運指をやるのと同じように
歌うための楽器の演奏の仕方を訓練すると思って、精進してください_(_^_)_。
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