- 阿江 忠司
- コーチングOFFICE「気心地」 代表
- 兵庫県
- ビジネスコーチ
対象:コーチング
コーチングでは「Why?」は禁断の疑問符と言われています。
この「Why?」を使うときはどんな状況の時が多いでしょうか?
たぶん何か行動をしてその行動が「うまく行かなかった時」が
多いのではないでしょうか?
なにか問題が起こった時、「なぜ?こうなってしまったのか」
「なぜ?こんなことが起こったのか?」と聞かれます。
では、
「Why?」=「なぜ?」と聞かれた人の気持ちはどんな気持ちに
なるのでしょうか?
私はなんだか『責められている』ような気持ちになってしまいます。
そしてそのあとに続く言葉は
「誰のせいで・・・・・」「いったい誰だ!」となりがちです。
「誰が原因か?」が分かれば聞いているたぶん上司の気分は
ましになるかもしれませんが問題は少しも解決しません。
「なぜ?」というコトバは相手を否定する意味を含んでいると
言われています、
だから、「Why?」と言うコトバよりも
「What?」を使いましょうと言われるのです。
「なぜ、してこうなってしまったのか?」 から
→ 「何があったのか?」「何が原因だと思いますか?」へ
質問を変換する訓練をしましょう。
訓練していないととっさのときに「なぜ?」が出てきてしまいます。
またその反面、
この「なぜ?」と言う疑問符には人のモチベーションを高め維持する
のに重要な役割も果たします。
何かを続けている人や始めようとしている人の「気持ちを後押しする」
モチベーションを維持強化する働きもあります。
「掲げた目標を達成したい」「マラソンを完走したい!」と頑張っている
人でなかなか成果が出なくてモチベーションが低下気味の時
この「なぜ?」が力を発揮します。
「なぜ?その目標を達成したいと思ったのか?」
「なぜ?マラソンを完走したいと思ったのか?」
その動機を聞いてあげると「初心を思い出す」
「きっかけになった決意を思いださせる」ことが
出来るのです。それによって、エネルギーがまたチャージされて
目標に向かって進むことができるようになります。
「Why?」は過去に向かってつかうより、
未来に向かって使うとその力を発揮しそうです。
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