この建物は地域のランドマークとなるべく、特殊な形状の敷地の特性を活かし、鋭い幾何学的な多面体として構成している。
床のレベルは地上から1.5m上げ、道路を通行する人や車との視線の交差をさけながら、豊かな木々の景色を眺める事が出来るようにした。道路側は、開口部の開放性を獲得するために、斜め柱を不均等に連続させる事で耐力壁としている。また内部は自由度を獲得するために長弦梁による無柱のワンルーム空間とした。
この構造的表現は、ランドマークとして十分に機能しつつ、内部には木々の風景と折り重なる柔らかい空間を生み出している。
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