- 小松 俊明
- リクルーターズ株式会社 経営コンサルタント (専門/人材ビジネス)
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:転職・就職
- 新垣 覚
- (転職コンサルタント)
- 新垣 覚
- (転職コンサルタント)
マッチングの悪い求人を紹介するエージェントが増えているためでしょうか、応募者の方々にもマッチングの悪い案件でもゴリ押しして応募したいとおっしゃる方が最近とても増えてきてはいないでしょうか。
景気が悪い状態が続き、特に離職してしまった方の再就職活動の長期化は深刻な問題です。世の中に求人案件が少ないため、本来自分が即戦力になれるような求人案件がないため、マッチングが悪い案件でも応募しなければならないいという苦しい事情も本当によくわかります。
さらに、そうした案件でも無理にでも応募させようと背中を押す転職エージェントにも大きな責任があります。応募することで安心をするかもしれませんが、結果としてはマッチングが悪いわけですから結果は散々であり、ようは書類選考落選の山を築いてしまうのです。
マッチングが悪いまま無理に応募することは応募者本人にとっても、そして転職エージェントにとってもいいことはありません。冷静に考えるとわかることなのですが、何とかマッチングを実現したいと焦るあまり、どうしても制度の悪いマッチング活動を継続してしまいがちです。
ではどうしたらいいのか。私は「マッチングの精度を上げる努力をすること」が問題解決のカギになると思っています。
現状を少しでも改善するためのステップは次の通り。
(1)応募案件の情報をもっと丁寧にたくさん集めること
・前任者はどのような人だったか(経歴・人物像)
・面接官はどのような人物か(経歴・社歴・人物像)
・選考のポイントの詳細(優先順位・必須項目は何か)
・過去に書類選考通過した人はどのような人か
・現在の選考状況はどうか(他社エージェント経由、直接応募など、
競合状況、出来れば競合相手情報を知る)
(2)自分の応募書類を(1)の情報に沿ってしっかりと修正すること
何か特別なマジックがあるのではない。上で述べた準備をいかにして事前にしっかりと仕上げていくか、この出来不出来が選考の結果に大きく影響する。
本当にこれだけのことだが、これがなかなか出来ていないのが実情。負け癖がつくと、求人応募は雑になる。これは応募者本人も、転職エージェントも全く同じ。
【あまりたくさん負けすぎないこと】
これも勝利を導くための大切な戦略である。
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