- 増井 真也
- 建築部門代表
- 建築家
対象:住宅設計・構造
町田分室はいよいよ基礎工事が始まっています。
分室開設にあたり、今後の予定などについての話をしました。 分室開設については、一つの思いがあります。 通常建築設計をするアトリエの場合、5年から10年程度の修行ののちに独立するという道を選択することが習わしとなっています。しかし、建築家が小規模住宅の設計を行う場合に工務店機能を兼ね備えることはクライアントにとってもコストダウンや責任所在の明確化という側面で非常に重要であり、しかし、工務店機能を確立することは資金的にも制度的にも非常にハードルが高いという問題があります。ますいいでは、設計だけでなく施工管理まで一貫して行うことから、スタッフのスキルとしては問題ないですが、これまで独立していったスタッフを見ても制度的な問題を超えることができずに、工務店を開設した者はいないというのが現状でした。
この問題を解決するため、今回初めて行うのがこの分室制度です。工務店機能を兼ね備えているという性質上、ますいいの活動範囲は川口市から車で1時間半程度に限られてしまいます。ゆえにこれまでも、神奈川方面からいただく年間平均して4件程度のお問い合わせを断らざるを得ない状況が続いていました。このことから今回の開設地は町田市に決定しました。事務所の工事は10月いっぱいで完成します。
いよいよスタートを迎えようとしているが、先行きが楽しみです。