- 山道 勉
- 山道勉建築 建築家
- 大分県
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対象:住宅設計・構造
先日の新築現場の様子です。
床の断熱を根太の間にしっかり敷いて、
いよいよ床をはり始めました。
2階に、“床”が出来てくる様子です。
雨で薄暗くなるのも早く、作業は大変そうですが、
職人さんたちはそれぞれ黙々と作業を進めてらっしゃいます。
軒と軒のあいだ、手を入れるのも大変な小さな隙間であっても丁寧に板金を回していきます。
硬い板金を、専用のハサミで小さく切って、曲げて…細かい作業です。
山道勉建築ではいつも、
床の一部に自然と存在するようにと、杉板の床をくりぬく形で点検口をもうけます。
2枚目の写真は、そのようにして
オリジナルの“杉板点検口”が今まさに作られる、その瞬間のものです。^^
現場でも、一人一人の職人さんたちと話をします。
細かな寸法や納め方について、作業内容について、
机上で決定したことをもとに、実際のその箇所を前にしてやりとりが行なわれます。
それは、要所要所で。
私、山道の“間合い”で行なわれるそれは、
「納得し、覚悟できたことのみを生みだすのだ」という気持ちの表れです。
それは、建て主さんの望んでいることへと繋がり、
家が自ずから醸し出す“佇まい”へと繋がっていきます。
モノがカタチを有するとき、
大切なコトのひとつに「細やかであること」があるように思います。
そして、幸せなことに
私たちチームの現場では、そのことがしっかりと存在しています。
これまでの現場でも、現在の現場でも。
チームの想いを共有する職人たちの手で、確かな家は生まれてきます。
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