家具の中には、見えにくいところや裏側は仕上げを行わず、
材料そのもの仕上げ無しの状態でいる物もあります。
裏を仕上げていない事自体は質が良くないだけで、
見えなくなってしまえばたいして問題ないようですが、
そんなことはありません。
裏も表と同じように仕上げをしていないと、
表と裏の外気に触れる環境が違うため、
反りや狂いが大きく表れてしまいます。
夏場の湿気や冬場の乾燥等の季節によって大きく変わる環境の違いは、
同じ仕上げをしている事で、最小限に抑えるとこを望めます。
見えないからいいという訳ではありません、見えなくても、見えても同じ仕上げ。
これが家具作りの基本です。
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このコラムの執筆専門家

- 渡邊 謙一郎
- (インテリアデザイナー)
- 株式会社スタンダードトレード 代表取締役 社長
結果として長く残るような家具をつくっていきたい
目黒区五本木にオリジナルの定番商品を販売するショップ、横浜には自社工場を構え、個人住宅用の特注家具を中心に、質のいい材料を選び、長く使えるようなシンプルで雰囲気のある家具を手がけています。また、店舗、事務所、住宅のリフォームも対応可能です。