西川美和の「蛇イチゴ」
-
日曜日、1年半くらい前に買った西川美和の「蛇イチゴ」をようやく見た。
小学校の先生役のつみきみほが子供に「嘘をついてはいけない」と教えているが、
子供の目は納得していないし、「先生、それホント?」というのが象徴的。
その後の「ゆれる」「ディア・ドクター」も嘘がついてまわって、
何が本当なのかわからなくなる、揺さぶられるような不安定な状態は共通の感覚。
特に「蛇イチゴ」はよくありそうな普通の家庭が舞台のせいか、
僕が今までついてきた嘘を思い出してしまう。
映画は3作とも傷ついて救いようのない終わりだけれど、
それぞれ愛のある嘘なので、浄化される。
それに比べて僕が子供の頃からついてきた嘘を思い出すと、
あまりに情けなくて見ていて辛くなった。
明日から真摯に生きようと懺悔した。
しっかし西川美和の脚本は良い!!!
20代で監督デビューしたのもカッコいいけど、
3,4年に一本しか作らずに、確実にヒットを打つのがまたカッコいい。
このコラムに類似したコラム
ディズニーランドで学校給食を食べなくて済む!? 池本 真人 - Webプロデューサー(2013/11/04 08:57)
静岡の8歳のゴッドハンド候補が東京へ! 池本 真人 - Webプロデューサー(2013/07/07 00:15)
秩父のお墓参り&キッズパーク♪ 池本 真人 - Webプロデューサー(2013/06/03 21:26)
運動会は肉眼で見よう! 池本 真人 - Webプロデューサー(2013/06/02 22:24)
秘密基地で起きた悲劇 池本 真人 - Webプロデューサー(2013/05/23 09:44)