- 奥山 裕生
- 奥山裕生設計事務所 主宰
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
住宅の計画において、照明計画はとても重要な要素になります。
照明計画を単なる照明器具選びで終わってしまっては、
心地のよい家創りは出来ません。
照明計画で最も重要なことは、器具選びではなく、
「何をどう照らすか」です。
人が物を見ることが出来るのは、
物に光が当たって出来る「反射光」が
網膜に映し出されるためです。
つまり、光そのものを見ているわけではなく、
光が当たったモノによって、光を感じているということです。
したがって、「何を照らすか」を意識して照明器具の位置を決め、
照らされる側の素材によってランプの種類を決める必要があります。
細かいテクニック論は色々ありますが、簡単に言ってしまえば、
それが「照明計画」ということになります。
ですから、プランを考えるラフスケッチの段階から、
照明計画は始める必要があります。
各部屋の天井の中央に一つづづ「引っ掛けシーリング」を
つけてあるような照明計画は、照明計画とは言えません。
「適切なところに適切なあかりを」
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