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対象:老後・セカンドライフ
日本の人口は、2005年を境に減少が続いています。
このままいけば、50年後の人口は8,000万人程度まで減り、
当然に労働人口も大幅に減少します。
これは、同時に国力が衰えることを意味します。
一方で、世界1の高齢化スピードは更に加速し続けます。
2010年現在、日本人の平均年齢は推定45歳。
2055年には55歳になり、世界最高齢は勢いを増します。
将来は、医療・介護・年金の財源を支える労働人口が激減するため、
新たな制度改革が必須なのは言うまでもありません。
しかし、現在の日本の政治では、残念ながら改革がスムーズに
進む気配は無く、それどころか財政状況は悪化の一途です。
既にアナリストたちの中には、日本の財政破綻が現実になると
警告している人たちもたくさんいます。
人口減×高齢化×財政難=日本
こんな方程式が教科書に載る日も近いかもしれませんね。
そんな中、経財相の与謝野さんがこんな発言をしました。
「年金の支給開始年齢の引き上げも考えられる・・・」と。
まだ具体的では無いと言いますが、近い将来必ず現実化すると
私の中では確信しています。
日本に限らず、先進諸国はどこも高齢化問題を抱えています。
しかし日本と決定的に異なる点は、国がしっかりと将来を見据えた上で
政策を打ち出し、実行しているという事です。
具体的には、消費税等の増税での財源確保や、雇用制度の見直しです。
そして、もう1つが年金制度の見直しです。
日本の年金制度は、支給年齢が段階的に引き上げられています。
厚生年金の定額部分は、2013年以降は65歳からの支給になります。
報酬比例部分も段階的に引き上げられ、2025年以降は同じく65歳から
支給されることになります。
約50年前、日本の年金は1人の高齢者を10人超の生産年齢人口で
支えていました。それが、今では3人に1人になっていて、このままいけば
2055年には
ほぼ1人を1人で支えなければならなくなります。
しかし、120兆円ほどの年金基金の運用はさっぱりうまくいっておらず、
01年から08年までの間の運用成績は、たったのプラス1兆円程度です。
しかも、今は財源が足りないため基金の元金を先食いし始めています。
こんな状況が見えている状態です。
皆さん、怖くなりませんか?
私も今年40歳正直、年金は当てにしてません。
ま、せめて医療・介護の方だけでも先に充実させて欲しいものです。
政府には、先ず第1にこの問題を解決すべく政策をきっちりと打ち出し
早く、日本の将来を明るいものへと改革してもらいたいです。。ね。
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