- 増井 真也
- 建築部門代表
- 建築家
対象:住宅設計・構造
東京都足立区で建設中の美容室兼住宅の新店舗レイアウトについて打ち合わせを行ないました。限られたスペースでのレイアウトだけに、何度も検討を重ねています。途中お店の雰囲気について打ち合わせをしていたところ「カジュアルでちょっとリッチ」などの注記のある写真を見ながら、このようにしたいとのお話がありました。装飾をバランスよくちりばめ、シンプルになり過ぎないアールヌーヴォー的内装です。
このような人の手のあとが感じられるような作業を要する装飾建築には、調布の集合住宅の門扉と同じように、作り手、つまり作家さんとのコラボレーションが重要になってきます。門を図面どおりに作るのではなく、そのもの一つ一つに作家としての魂をこめて作り上げてくれる作家さんの存在があってこその装飾であると思います。多用するとコストもかかるが、うまく取り入れることですばらしい美容室となると思います。