
- 吉田 武志
- 有限会社 ヨシダクラフト 代表取締役社長
- 栃木県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
屋根垂木が、規則正しく303ピッチに取り付けられた。
軒とケラバの出が91センチあるので、風や雪の重さにも耐えられるように垂木ピッチを細かくしている。
M-houseの屋根は、近頃の住宅には珍しく、軒とケラバを出している。
きちんと壁から屋根を出したほうが、雨が外壁に当たりにくくたり傷みにくい。
軒下の設備の劣化も軽減できる。
反対に軒やケラバの出ていない家は、雨の中で傘を差さずに立っている人間のようなもの。
人なら、洋服から雨が染みて風邪を引く。
それだけならまだ良いが、ずっと雨に濡れたままならどうなるだろう?
体調を壊してしまうだろう。
雨水の悪い影響を極力受けないようにするには、軒とケラバを出す必要がある。
最近、新築されている住宅を見てほしい。
日本の自然の摂理に反した、軒の出ていないBOX型の家が多いのかわかるだろう。
ヨシダクラフトでは、リフォームも多く手掛けている。
リフォームで、建物の完成後の様子を見ることが多いことから、屋根に勾配を取り、軒もなるべく出したいと考えています。
構造見学希望の方はお気軽にご連絡ください。
連絡先はこちら。info@yoshidacraft.net
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