- 根本 雅子
- L.C.L. 根本 雅子
- 経営コンサルタント
対象:コーチング
イギリスとオーストラリアのクリケットの試合「Ashes」で、イギリスの勝利で終わりました。
クリケットは、イギリスのお国スポーツにも関わらず、オーストラリアとのこの試合では、24年ぶりの勝利だったから、非常に盛り上がったのです。しかも、開催地は適地オーストラリア。クリケットやそれまでの歴史を知らなくても、この感動的な瞬間の選手と監督達の喜びの抱擁と飛び上がる様子は、感動的です。
私は、特にクリケットファンではないのですが、監督の言葉が、印象的でした。
それは、監督がツアー前に読んでいた、ビジネスコンサルタントの巨匠ジム・コリンズの次の言葉です。
「偉大さは、環境からうまれるものではない。
偉大さは、ほぼ、意識的な選択と鍛錬によるものだ」
“Greatness is not function of circumstance.
Greatness, it turns out, is largely a matter of conscious choice, and discipline.”
(意識的な選択)
普段、何かの行動をとる時、言葉を発する時、どれだけ、意識があるのでしょうか?
朝起きてから、寝る迄、無意識のうちに行っている行動、発言があるのか、意識を向けただけで、無意識から意識への転換です。
「おはよう」の一言も、無意識で言っていたかもしれないと、私は気づきました。意識を持って、「おはよう」と挨拶をすると、声のトーンが変わります。そして、相手にきちんと届きます。
(鍛錬)
やはり、鍛錬が大切。何かを得たからそれで終わりはないのでしょう。常に、鍛錬し続けることがで、更なる磨きがかかり、光り輝き続けるのでしょう、
「鍛錬」という言葉から、「大変」「厳しそう」というイメージがあるかもしれませんが、自分が望むこと(仕事、人間関係、趣味等々 何でも)に向かって打ち込んでいたら、「鍛錬」は、「楽しい」ことでわくわくする感じさえあるのではないでしょうか。
(環境からではない)
最後に、今いる環境(職場、住宅、家庭)を嘆くことはあるかもしれません。しかしながら、環境がどうであるかは、関係ないと、捉えて、「意識的選択の行動」と「鍛錬」に集中したら、今迄観ていたものが変化するかもしれませんね。
監督は、リーダーシップをこれらの言葉から見事に発揮し、チームを創りました。
社会的に「偉大」である必要はないかもしれないけれど、自分として日々を「偉大」に過ごせたら、満ち足りて、瞬間瞬間笑顔でいられそうですね。
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