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又、自動車保険値上げですか？

保険損害保険 2011-01-07 01:50

今年の４月以降、自動車の任意保険の保険料が又、値上げになります。もう、大概にして欲しいものです。

具体的には今迄の大まかな年齢区分を細分化し、高齢者ドライバーの保険料率を引き上げるとの事です。保険会社の自動車保険の収支が悪化する関係上、１０歳刻みの区分を導入したりして事故率が高い高齢者の保険料負担を増やす方向です。

でも、実際、私のお客様で最近の事故を考えた場合、高齢者というより若い世代（１０代～３０代前半）の方が遥かに事故が多いし、スピードを出す関係か大きな事故が多い様に感じます。

現在、自動車保険の殆どは３５歳以上は一律の保険料率を使ってます。今回は、これを変更し３０～６９歳の運転者を１０歳ごとに区分し、それ以上は「７０歳以上」とし、年齢層ごとに保険料率を決める方向みたいです。個人的には少し納得行かない部分があります。

具体的にはＳ社では、３５歳以上で対人無制限などの一般的な契約では現行の保険料は８万８６７０円だが、改定後は「３０歳以上４０歳未満」で８万９２００円と約０．６％上昇。「７０歳以上」になると９万５８２０円で８％超の値上げとなります。

ただ、自動車保険の収益に悪化は実際に取り扱う私からすれば、ドライバーの事故の増加も少しは問題ありますが、自動車ディラー等の修理工場の姿勢にも問題があると思います。

修理できる物でも儲け主義からかすぐに取り換えの見積もりを保険会社のアジャスターに提示し請求しますし、又、その値段も普通に私達が保険を使わずに修理するより保険を使うと言うと遥かに高く請求してます。この姿勢自体にも問題が多いと思いますし、それを見過ごし認めてるアジャスターや保険会社の姿勢にも問題があると思います。

実際、先日もありましたが事故がありディラーに修理を依頼すると、すぐ何でも取り換えで２０万円以上。知り合いの町の修理工場に依頼すると半分程度。カーコンビニに依頼して見積もりすると数万円。一体、ディラーの見積もりって何なんですかね？実際、その修理された車を見ましたが普通の修理工場でしても綺麗なもんでしたし、完全に直ってました。

結局のところ、これらの無駄な修理による請求が保険会社の収益を圧迫し、関係の無い方々の保険料まで値上げさせてると言えます。

保険会社は保険料を簡単に値上げする前に、もっと修理工場から出てくる見積もり内容を精査しアジャスターの言いなりでは無く、正しい支払金額を算定し適正な支払を実施して欲しいと思います。今のままでは、全てのツケは真面目に保険料を支払ってるお客様に来ます。
払うべきものは正しく迅速に払うのは当たり前ですが、正しくないものは中身を確認し拒否してもらいたいものです。