こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの森久美子です。
お金のことは、よく分からないからとあきらめてはいませんか。お金と上手につきあって、ちゃんと暮らしたいと思っているあなたの「マネー力」をつけるためのコラムです。
国債は、国が発行し、利子及び元本の支払を行う債券(借用書)です。
割引国債(額面金額を下回る価格で発行され、途中での利払いは行われず、満期時に額面金額で償還される国債)を除き、利子は半年に1回支払われ、元本は満期時に償還されます。
実は、一口に国債といっても、いろいろな種類があります。
半年ごとに利子が支払われる利付国債には、利子が固定の固定利付債(半年に1回決まった額の利子が支払われるタイプ)と変動利付債(半年に1回支払われる利子額が変動するタイプ)があります。
さらに、固定利付債には、満期が2年・5年・10年・20年・30年・40年の固定利付国債、加えて3年・5年固定型「個人向け国債」があり、変動利付債には、満期が15年の変動利付国債及び10年変動型個人向け国債といった種類があります。
また、個人が購入することはできませんが、元本が変動するタイプのものや、満期が6ヶ月・1年といった短期の割引短期国債といったものもあります。
今月も3日から販売のはじまった「個人向け国債」は、変動10年、固定5年、固定3年の3タイプから選べ、1万円から購入でき、一定期間が経過すれば請求に応じ国が買い取る中途換金制度がある、といった個人に購入してもらいやすいように、工夫した国債です。
そのほか個人が購入できるものには、以前は、郵便局のみで行われていた一定期間、一定価格で募集する一種の委託販売方式を、民間金融機関の窓口でも購入できるように拡大した「新窓販国債」というものもあります。
新窓販国債には2年利付、5年利付、10年利付の3種類があり、商品性は入札により発行される国債と同じです。
個人向け国債と新窓販国債の違いはこちらをどうぞ⇒財務省HP
いろいろ工夫してるから、買ってくださいってことですね。
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