今月21日、東京都中野区弥生町 会場:柔道整復師センターにおいて患者と柔整師の会主催の第1回柔整師会議が開催される。
この会の目的は現行の療養費受領委任払い制度の多くの矛盾点や諸問題に対し改善・改革を行なってゆく上で、患者目線で取り組んでいこうという目的で作られた会である。
すでに本年9月2日に9つの健康保険組合の担当者や、学校関係者、医療ジャーナリスト、大学教授、患者、柔整師、約60名が集まって本年4月以降3回目の「保険者会議」が開催されている。
今回の「第1回柔整師会議」は1年間で4回実施を計画されており、今月21日が初会議となる。
わたしのような保険外診療のみの開業形態でも是非参加してほしいという事務局側からの要請だったため参加する決意になった次第である。
なお今回の会議の主旨として柔整師だけの会議を行いグレーゾーン問題の理解と共通の認識を深めることを第1に挙げている。
また、この会の柔整師のみ賛同者は全国約260名に上る。
わたしは参加する以上、もし意見を求められた場合や意見を述べる機会に恵まれた場合以下の4点について業界改革案を述べたい。
1 柔道整復師と整体師の区別(患者教育と理解)の徹底
2 保険対象外施術 ⇒自律神経失調による不定愁訴または未病 慢性疾患濃厚について自由診療化推進
3 領収書発行義務化による保険外項目内訳説明(患者に対し説明と同意)
4 慰安目的での手技療法 療養費委任払い制度を中止する仕組み作り
いずれにせよ、まずは「第1回柔整師会議」に参加して他の先生方のご意見を拝聴することが重要であると考えている。
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このコラムの執筆専門家
- 岩崎 治之
- (東京都 / 柔道整復師)
- いわさき痛みの整骨院 院長
痛みとストレスをテーマに心と身体にやさしい治療をめざします
わたしは物理工学の分野である「波長」や「周波数」「共鳴振動」を治療技術に応用し、複合ストレス=「氣」の停滞が原因とされる未病(微小循環障害または末梢血行障害)に対してQOLを重視した全人的かつ人間主義の統合的治療を展開しています。
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