床材は、フローリング？

「あなたの家の床は、何を使っていますか？」

と聞かれて、答えられますか？

「当然わかりますよ、失礼な」と思われる方もたくさんいると思います。

「では、フローリングとはなんですか？」という質問にはどう答えますか？

そもそもフローリングという言葉の意味は、床材です。

しかし、日本でのフローリングとは『複層床材』を示している事が多いようです。

複層床材は、合板（べニアの貼り合わせ）に

木の薄板を貼りコーティングした製品です。

一方、無垢フローリングは、『単層床材』になります。 

当社は、無垢のフローリングをお勧めしています。  

『無垢フローリングはいいけど・・・大変そう』と悩まれる人も多くいます。

当社の見学会に来られて、そのようにお話しされる人もいます。

でも、複層床材は将来大変なんですよ。

複層床材は、ベニアと木の薄板を接着材で貼った製品です。

いつかは、剥離・劣化が始まります。

時期は、手入れの仕方や日当たり、家の湿度により異なる為

はっきりは言えませんが２０年は持たないのではないでしょうか。

床の貼り替えはリフォームとしては大工事になりますよ。

でも、無垢フローリングは一枚の木です。剥離することもありません。

さらに、やわらかい無垢フローリングは足触りがとてもよく

冬、冷たくならないんです。

『でも傷や汚れが・・・』と思いますよね。

確かに傷も汚れも付きます。

さらに　床にこぼしたお茶などを

そのままにしておくとシミになります。

傷に関しては、対処方法があるのをご存知ですか？

凹み傷などは、凹みに水を含ませてあげると膨らんで目立たなくなります。

凹みが大きい時は、濡れタオルを当てて上からアイロンをかけてください。

ささくれなどが出来た傷は、紙やすりで綺麗に削ってください。

汚れ・シミが気になる時期は住み始めてから５年くらいまでです。

あとは、木が焼けて色が付きかなり目立たなくなります。

多少の傷・汚れ・シミは残りますが、家が人と一緒に過ごした事を考えると

一つの味として解釈してはいかがでしょうか。

それでも、無垢は・・・という方はフローリングで良いと思います。

しかし、最近の家は、本物の木を触る事ができませんよね。

柱は、見えないし、床は複層床材だし

私は　ひとりの親として　

子供には木の温もりを知って育ってほしいと思います。