外国人講師と日本人講師どちらが良いですか? - 幼児・子供英会話 - 専門家プロファイル

伊藤 ひさ乃
株式会社ESL College 代表取締役
英語講師

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:子供のお稽古

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

外国人講師と日本人講師どちらが良いですか?

- good

  1. 育児・教育
  2. 子供のお稽古
  3. 幼児・子供英会話
子供の英語教育

非常によく聞かれる質問です。

私の持論は、お子様の年齢やレベルに合わせて外国人講師、日本人講師を選ぶ事です。

お母さんからの英語指導がメインになる乳幼児期は、お母さんがきちんと意思疎通ができる日本人講師。
ただ楽しくレッスンに参加しているだけでどんどん吸収していく幼児期は外国人講師。
英会話の基礎、基礎概念がだいたい英語で理解できるようになったら日本人講師で文字の導入。
英検などの資格検定、学校の勉強のフォローはもちろん日本人講師。
中学・高校で本格的に英会話を練習したければ外国人講師+日本人講師です。

これはあくまで私見ですが、外国人講師も日本人講師も2タイプにわかれます

■外国人講師Aタイプ
極端な話、ネイティブスピーカーであれば誰でもすぐに“英語の先生”になれます。教えた経験がゼロでもネイティブスピーカーというだけで誰でも“先生”なのです。英語力は問題ないかもしれませんが、日本にいる間だけの職業なので、英語を教えようという情熱には欠ける方が多いもの実情です。日本の大半の外国人の先生がこのAタイプにあたりますが、考え方によっては、母国では動物園で働いていた、お花屋さんだったなど様々な職業の人から英語を教わる事ができるとプラスに考えると良いでしょう。

■外国人講師Bタイプ
単純にAタイプの先生の反対のタイプです。日本に長期在住者で、英語教育に興味を持って教えてくださる先生です。ただし、ネイティブスピーカーの先生は当たり前の事ですが、日本で英語を学んだ事はありません。日本人が中学校・高校でどのように英語を学んできたかを知らないので、日本語と比較して英語を教える事ができません。日本人がどこで間違いやすいか、どこがわかりにくいかなどを把握する事は難しいのです。日本の学校においての英語教育の現状を熟知していらっしゃる指導経験の長い先生であれば理想的です。

■日本人講師Aタイプ
海外在住経験がない、または短い先生をAとします。英語力はネイティブスピーカーとは比べれば、もちろん低いかもしれませんが、教える情熱に溢れていらっしゃる先生が多いです。また先生自身が英語を勉強してきた経験を生かした教え方ができ、ご自身も英語の勉強に励んでいらっしゃる先生が多いです。留学していた=英語を教えられると思ったら大きな間違いです。日本人講師Aタイプの先生の方がよっぽど優秀な先生が多いです。

■日本人講師Bタイプ
帰国子女、海外在住経験が長い先生をBとします。海外在住経験が長い、または帰国子女の英語講師はとても少ないと思います。なぜなら英語力が高ければ高いほど通訳・翻訳・外資系会社など就職先は十分にあるので、わざわざ大変で給料も悪い英語講師になる人はいないでしょう。運良く帰国子女の先生に巡り逢えたら子ども時代を海外で過ごした経験を生かして子どもを教えていただくと良いと思いますし、在住経験が長い先生には社会人を含む上級者が教えていただく先生としては最適でしょう。


言うまでもなく、どの先生を選んでも一長一短あります。

外国人の先生に教えていただくとしても、英語教育に関して相談できる日本人の先生がいると理想的ですね。

このコラムに類似したコラム

帰国子女の英会話レッスン Vol.1 石田 さおり - 英語講師(2010/06/28 12:00)

子供と英会話2 ~マンツーマンレッスン~ 石田 さおり - 英語講師(2010/12/27 15:30)

帰国子女の英会話レッスン Vol.2 石田 さおり - 英語講師(2010/08/17 16:24)

3歳児を英会話教室に通わせるのは早すぎますか? 大澤 眞知子 - カナダ留学・クリティカルシンキング専門家(2018/12/01 05:19)

運営している英語教室アイスクールTOEFL、英検から表彰されました ワトソン 康子 - 英語講師(2018/01/31 16:33)