帰国子女の英会話レッスン Vol.2 - 幼児・子供英会話 - 専門家プロファイル

石田 さおり
アクティブ英会話講師紹介センター 代表取締役
神奈川県
英語講師

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対象:子供のお稽古

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帰国子女の英会話レッスン Vol.2

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帰国子女の英会話

ひとくくりに帰国子女と言ってもその背景・環境は千差万別です。

 

帰国子女が現地で通うことになるスクールは、アメリカやイギリスなど英語圏の公立校や私立校、非英語圏のインターナショナルスクール、アメリカンスクール、ブリティッシュスクールなど色々な学校があります。

日本人学校しかない地域、あるいは逆に日本人学校がない地域などもあります。インターナショナルスクール・現地校の双方が充実している地域であっても好んで日本人学校に編入する場合もあります。

 

ここではそれぞれの学校の特徴や役割について簡単に説明します。

 

 

▼日本人学校

日本人学校に編入した場合、生徒たちはどのような学校生活を送っているのでしょう。

 

日本人学校では、日本国内と同じ教科書を使い同じような年間スケジュールで生活していくのが普通です。なるべく日本の学校と同じ教育を受けたい、あるいは受けられるということが日本人学校のメリットであり特徴になっています。

 

ただし、多くの日本人学校では、日本と同じカリキュラムでの授業に加え、現地の言葉を学ぶ授業が週に何コマかあり外国語(現地語)の学習をしています。また、現地の学校との文化交流の授業などもあります。

 

ですから、例えば英語圏であれば、日本人学校に通っていたとしても、子供たちは、週に何コマかの英語の授業と普段の生活から英語を学んでいると言えるでしょう。

 

 

▼日本人学校補修校

現地校、インターナショナルスクール、アメリカンスクール、ブリティッシュスクールなどに通学する生徒のなかには、週末の土曜日を利用して日本人学校補修校に通学している場合があります。

日本人学校補修校は平日は日本人学校として使われている建物を土曜日は補修校として機能させています。地域によっては、公共の施設を利用している場合もあります。

 

平日現地校などに通学している生徒達は、土曜日は日本人だけで日本語だけでおもいっきり楽しい時間を過ごしているようです。

ここでは、国語・算数を中心に地域によっては理科・社会なども含め、1年間で1学年分を学んでいます。土曜日のみで年間40日に満たない日程で進めますので、日本語の学力upとまではなかなか言えないのが現状です。

日本人学校補修校では、先生方はとても熱心で休日を利用しての運動会や遠足などの行事までも取り入れてくれていますのでこの点も生徒の楽しみでもあります。

 

地域によっては、日本人学校や、この日本人学校補修校すらない地域もあります。こうした地域に滞在しているお子さんの場合は、外国語と日本語の両方をバランスよく学習していく事はなかなか難しく、日本語教育は家庭学習に頼る部分が大きくなります。

 

 

▼現地の公立校・私立校(主に英語圏)

英語圏の公立校や私立校は当然ですが、ほとんどが地元の子供で構成されています。アメリカやイギリスなど英語圏では帰国子女はこのような自宅の学区内の公立校へ通学するケースが多いのですが、日本人はおのずと少数派になります。

 

但し海外駐在家庭では一般的に環境の良いところ、治安の良いところを目指して住まいを決める傾向にありますので、地域によっては日本人や同じような駐在のアジア人が多く在籍する学校もあります。

 


▼インターナショナルスクール・アメリカンスクール・ブリティッシュスクール

インターナショナルスクールは世界中の駐在員の子供たちで構成されていますので色々な国籍の生徒が在籍しています。しかし、地域によってある程度国分布傾向は異なります。

例えばヨーロッパのように世界50カ国からの生徒で構成されているような学校もあれば、アジアのように比較的アジア圏内の国からの生徒で多数が構成されている学校もあります。

 

インターナショナルスクールではアメリカ人の先生とイギリス人の先生が大半を占めます。英語圏でない国に赴任された家庭の場合、その国のインターナショナルスクールやアメリカンスクール・ブリテッシュスクール(数は少ない)に通学するというのが一般的です。

英語以外の言語の習得はさらに難しくなってしまうためです。

 

ここでも日本人は少数派になりますが、現地校に比べれば、どの国の子供たちも仲良く学校生活を送っているといったイメージがあります。

アメリカンスクールはアメリカの教育体制を元に、ブリティッシュスクールはイギリスの教育体制を元に運営されています。

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