昨年の『全国賃貸住宅新聞』に、
不動産情報会社アットホームが
首都圏5大学の学生404人を対象に実施した
アンケートの結果が掲載されていました。
まず、「部屋を決める時に重視すること」(複数回答)ですが、
男女とも「家賃」がトップ(男子92.1%、女子84.6%)。
2位以下は男子が「学校から近い」「間取り・広さ」「最寄り駅から近い」、
女子は「日当たり・風通しがいい」「最寄り駅から近い」「学校から近い」
の順になっています。
『男子は「家賃が希望に合えば、他にはあまりこだわらない」、
女子は「家賃はもちろん、他の面でもこだわりたい」という考えと言えそうだ。』(記事)
「最初に譲歩する条件」では、
男女とも「築年数(古くてもいい)」(男子39.4%、女子28.9%)がダントツです。
「家賃が高くても希望条件を優先する」という回答は
男子10.8%、女子18.4%とごく少数派です。
ここでも「家賃最優先」という感じを受けます。
最も妥協の余地がないのが「沿線(駅)」。
妥協してもいいと答えたのは、
わずか男子5.4%、女子9.0%です。
結論から言えば、
「希望の沿線(駅)に希望の家賃で住めるのであれば、物件は古くたってOK」
ということでしょう。
ちなみに、平均賃料は男子5.47万円、女子5.87万円です。
よく、これからの少子化を考えれば
賃貸物件の競争はさらに激化することが予想されるため
「バス/トイレ別でない」と、とか
「20平米以上でなければ」とか言われますが、
実際に部屋を探す人たちは、そんなことより
現実的に賃料と立地で決めています。
物件選定では
この本質を忘れないようにしなければなりません。
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