- 鴫原 弘子
- 経営コンサルタント
対象:キャリアプラン
- 宇江野 加子
- (キャリアカウンセラー)
- 冨永 のむ子
- (パーソナルコーチ)
毎年の「浅草サンバカーニバル」に向け
ボランティアで衣装作りに拘わって今年で20年。
*詳しくはこちらで。
http://www.mistgray.jp/company/index03.html
私の所属するエスコーラ(サンバのスクール)
は横浜が本拠地。
サンバに集う人たちは
環境庁勤務・大学教授・出版社の編集・TV番組製作
・ニューハーフ・専業主婦・高校中退のフリーター
・役者の卵、などなど
年齢も職業も多彩な総勢200〜300名。
初対面の人との自己紹介は
ニックネームとエスコーラ内でのパート紹介のみ。
不思議なことに、ここでは互いの仕事の話しはほとんどでない。
なぜなら、互いに浅草のパレードに出るというチームの連帯感で
すぐに打ち解ける事ができるからだ。
互いが互いの好きなように、各パートでのサンバに対する思いを
楽器や踊りで表現し、本場リオのカーニバルを目指し
個々のスキルを磨いていく。
今年のパレードのテーマは「サーカス」
ピエロ・猛獣使い・ジャグリング・火吹き男・
総勢300人が、ただひたすらに
「素晴らしいパレードを創り・自身が出場する」という
シンプルな目標に向かって、夢中で楽しみあう。
そこには、社会の柵も、上下関係もない。
*今、生きていて自分がここにある事
*健康であり、パレードに参加できる事
*仲間の存在を無心に喜び合える事
その思いは、パレード当日絶頂に達する。
チーム全員が衣装に身を包み、通りに整列。
50万人の観客を前に
「アゴーラ・パラ・サウージ!」の掛け声。
その瞬間、チーム全員の魂が震撼し、
パレードがスタートする。
それは、「生きている、今、この瞬間を、最高に楽しむ」という
与えられた命に対する深い感謝へ繋がっていく。
複雑化する社会の中で、
【自身の存在そのものを愛しむ】という
単純で尊い事を再認識できる、大切な瞬間でもある。