こんにちは。仕事の英語ジムe4bの大黒千晶です。
会議で英語の発言を聞いてて、知っている単語がいくつか、並ぶ。わかる感じがする。
でも、文章が終わったらなんの意味かすごくあやふやで、文章の意味がとれているか
どうかすごく不安。。。
通訳学校の時代によく上記のようなジレンマを抱えていました。
処方箋は「サイトラ」
「なんとなくしっている単語が認識できた、ということと、意味が本当にわかる、ということには
大きな差」がある、とNHK通訳者の篠田顕子先生、新崎隆子先生の著書から学びました。
また「わかったような気がするけれど意味がとれないなら、サイトラをやりなさい」と
通訳学校の恩師からアドバイスを受け、シャドーイングとサイトラを地道に続けました。
すると、3週間目から、音が聞こえると意味が浮かぶようになりました。
サイトラで集中力と理解の瞬発力を
私はこの訓練はビジネスパーソンにも、とても効力があると思っています。
特に「日本語が母国語で日本語では十分論理展開ができるのに、
英語環境になると実力を発揮できない」人に向いています。
そんな方には集中力と瞬発力を鍛えるサイトラをお薦めめします。
それでは、サイトラの例題を出すので、やってみてくださいね。スラッシュのところにきたら、
さっと意味をとりましょう。
The company shows/ great promise/ with its amazingly facinating products.//
やってみた方、ゆっくり考えないと、日本語がでてこないところ、、、、あるでしょう??
でも、そのうーんうーんと考えている時間は、会議中にはないのです。
・shows great promise、大いに見込みがある、って、ささっと1.5秒以内に意味がとれましたか?
・facinating products: うっとりするようなプロダクトってささっと1.5秒以内に意味がとれましたか?
【サイトラ訳】同社は示す。/大きな見込みを。/同社の驚くほど魅力的なプロダクトによって//。
ピリオドで理解が終わってますか?
なれたら「同社は大きな見込みがあります。驚くほど魅力的なプロダクトがありますから。」と
さらっとサイトラしてください。
サイトラで時間がかかるところは、聞いても「理解が遅くて、会話からおいてけぼりになる」あなたの理解の弱点です。弱点をどんどんつぶしてください。
遅くなったりいえない言葉のカタマリ(チャンクといいます。)はそのまま覚えてしまいます。
そして、翌日も、同じ文章でサイトラしてみてください。少し早くなるはずです。
これを続ければ、理解の瞬発力が高まります。
私はこれが「会議室で活躍できる英語力」育成の基本動作と思っています。
次のコラムでは「読解は得意だし、サイトラもできるけれど英語の音が苦手な人」むけにコラムを書きますね。
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